【感想・ネタバレ】あなたは自由かのレビュー

あらすじ

「奴隷」哲学者エピクテトスからルターとエラスムスの「自由意志」論争にまで説き及ぶ本書は、「自由」をめぐる歴史上のピークをなす白熱の瞬間をとらえる一方、相異なる多様な考察をあえて並列するにとどめてもいる。今や人工知能が本格化し、監視社会化が進む時代を迎えて、自由の実態はますます不透明になりつつある。原理的な考察とともに、日本の近代を世界史の中で再検証し、自由の動的で、かつ多面的な姿を展望する。

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Posted by ブクログ

哲学書なのかと思って読んだら近代世界史の内容も多分に含まれていた。現代の日本における自由主義は、欧米に押し付けられた仮初めの自由であり、不自由な自由であるとする。また、人は自由(liberty)を与えられすぎると、生きる力を喪失してしまう。人としての自由、国家としての自由を考えさせられる一冊。

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2025年08月14日

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