あらすじ
「人工知能革命」が経済のルールを根本から覆す! スコア・レンディング、ロボアドバイザー、テレマティクス保険……いま、各所で話題となっている「AI」(人工知能)。これを「金融」に応用しようとする試みが急速に進展している。この革命的な技術は、金融機関の業務を大幅に省力化するに留まらず、AI融資審査、AI医療保険といった新たな仕組みをも生み出している。そして最後には、経済・社会のルールを根本から覆すことになる、と著者はいう。そこで本書では、AI・ブロックチェーンといった最新テクノロジーがもたらす「経済と社会の未来図」を、Q&A方式でわかりやすく解説。金融AI時代を生き抜くための必読書! ●AIはこれまでのコンピュータと何が違う? ●AIは金融機関の雇用にどんな影響を及ぼす? ●ネオバンクとは何か? ●AIによる信用審査とは何か? ●AIによる資産運用がなぜ注目されている? ●AIやブロックチェーンは保険にどんな変化をもたらす? ●中国のフィンテックはなぜ成長したのか? ●なぜ日本の金融では新技術の導入が後れている?
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Posted by ブクログ
入門 AIと金融の未来 (PHPビジネス新書) 新書 – 2018/9/18
日本は人口減少社会であるので特化型AIを最大限活用するべきである
2018年10月2日記述
野口悠紀雄氏による著作。
2018年10月2日第1版第1刷発行
AIやビックデータを活用する社会、金融、保険は
どのような変化をもたらすのか方向性を解説している。
Q&A方式で書かれていて読みやすい。
自分の知りたい箇所からどんどん読むと良い。
印象に残った点を列挙してみたい。
しかし中国や北欧で進むキャッシュレス化や
GAFAのような新興企業とは無縁な日本が
ここから新しい流れを生み出せるのか、あまりイメージはわかない。
ただ今起きている変化を素直な心で受け取り少しずつ始めることだろう。
ウルトラCの解決策はどこにもない。
AIに対してむやみに警戒をする必要はない。
発達しているのはあくまで特化型AI(特定の仕事について、人間と同等にあるいはそれ以上に処理することができるコンピュータ)
映画でイメージされる汎用AI(人間を超えるAI)ではない。
日本は人口減少社会であるので特化型AIを最大限活用するべきである
保険もAIの活用で個々人に最適な保険を提供できるようになる
→テレマティクス保険 ビックデータの活用が大前提
中国のキャッシュレス化の勢いは凄まじい。
アリペイやウィーチャットペイの支払いが日本でも可能になると状況が大きく変わる可能性
日本の高等教育は先端分野の専門家が少ない
日本の大学学部も伝統的な産業分野に偏っており時代の変化に対応できない