あらすじ
目を覚ますと、セレスティーンは見知らぬ寝台にいた。
彼女の前に現れたのは、人間離れした美貌の男ガルシア。
彼は、神話の生き物とされる竜――それも竜王であると言う。
さらには、セレスティーンを“番”と呼び、
「竜族は番の精を糧とする」と、突然、濃厚なキスを仕掛けてきて――!?
家族のもとへ帰りたいのに、竜王の城は迷宮のように複雑で、逃げることができない。
セレスティーンは、ガルシアに毎夜激しく貪られ、快楽を植えつけられるのだが……。
愛を知らない竜族の王×竜王から逃げたい番の娘、無自覚な独占愛!
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素敵なファンタジーでした
ファンタジーが好きな私には、ヒーローが竜王だということを始め、心臓を分けるとか、それを番しか壊せないとか、城の大きさが竜王の寿命に比例するとか、設定のどれをとっても良かったです。
表面上は、無関心なのに、自分の分身のウサギにまで嫉妬するほどヒロインに執着している竜王の溺愛ぶりも素敵でした。
最後のオチも「さすが、ソーニャ!」でした。
幽世ぽい
ヒーローが竜王、人外の竜さんですが基本人形になってるのであまり種族差は気になりませんでした。初めて出会ってから攫われてそこからずっと竜王の城でお話が進みます。魔法の城みたいなもので、人気はないのに物が現れたり扉が見た目と違う場所に繋がっていたりと不思議満載で好みでした。もふもふ要員もいるよ!
イラストがまた美しくて良かった。