あらすじ
35万人が学んだけっして色あせることのないプロフェッショナルリーダーの原理原則
グローバル企業7社の経営幹部や代表取締役として、そして、コンサルタントとして2000社を超える赤字会社を黒字化してきた著者が、50年間“仕事の気づき”を書き溜めてきたノートの中から、不確実な時代を生きるリーダーのための金言を抜き出した1冊。
【はじめにより】
仕事に求められるスピードやITの普及、人工知能(AI)の登場により、ビジネスを取り巻く環境は激変しています。しかし、リーダーに求められる原理原則は変わりません。
情報過多でスピードが求められる時代、現場のリーダーに不足しているのは、プロのリーダーとしての仕事の基本をもう一度見つめ直すことだと私は考えています。
「リーダーとしての仕事の基本」とは、端的に言うと「利益を生み出すこと」です。どれだけ真面目に仕事に取り組んでも、どれだけ頑張って売上をあげても、ビジネスでは利益を出さなければ評価されません。当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、日々の仕事に追われるうち、この基本を忘れてしまったリーダーを、私はこれまでたくさん見てきました。ぜひ、あなたには、本書をきっかけにしてプロのリーダーとしてのスキルや心がまえを身につけていただきたいと思います。
※本書は2008年に刊行した『社長が求める課長の仕事力』を再編集したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
リーダーとしての仕事の基本
→利益を生み出すこと
厳しさと優しさの二面性を持つ
ジャッジメント判断、デシジョン決断の違い
→求めるのは的確なジャッジ迅速なデシジョン
ジャッジメント
→複数の選択肢の中から、最良の方法を
論理的に導き出す
デシジョン
→検討結果をもとに、物事の優劣良し悪しが
どちらにあるのかを選択する行為
ビジネスの物の見方
→顕著性と意味合い
売上よりも利益
売上は①社員の頑張りと②お客様の支持の両輪
商品を売るための3つの仕組み
①製品力②販売力③取引制度(流通)
接客の目的は、お客様に快くなってもらうこと
生き抜く組織の3つの条件
①売上②利益③再投資
信頼を得るための2つの習慣
①その場でファーストアクションを起こす
②頼まれたこと以上の仕事をする
熱意が伝わるのは仕事の準備の量
情報収集力 情報ソースの量×質×思考力
Posted by ブクログ
ビジネスマン中堅クラス、課長やリーダーが持つべき視点、考えをまとめた本です。
マネジメントのことやリーダーの心構え、考え方が1-2ページ程度で、72の項目で記載されています。どちらかと言うと売上、利益、営業関係の事が多めです。理系の私がマネジメントに携わるようになった時に、幅広くビジネスの考え方を知りたいと思って買いました。
書いてある内容は、違和感なく受け入れられるものが多いです。売上利益営業関係の知識がなかったのと、平易でさっと読めるので、自分にとってちょうど良かったです。
Posted by ブクログ
タイトルからはやや「社長論」にも誤読されかねないですが、正しくは「リーダー論」。
リーダーとしての姿勢や半ば精神論に近い内容の72項目。
タイトルからはもう少し実践寄り、実務寄りの内容かと思っていた。
こういう話って、各論としては全く理解・同意できるんだけれども、そこに至らない人が読んで「じゃあ何から始めればいいんだろう」という疑問が生まれる話は多いと思う。
内容としても、リーダーに必要な要素としてはもちろん分かるけれども、むしろ社会人3年目ぐらいで働くことに慣れてきた若手に説きたい内容に近い。
最後の「歯車になるな、モーターになれ」という話は、まさに若手社員の心構え的なメッセージの典型。