あらすじ
いよいよ最終巻です。ミライとのこれまでにお付き合い頂き、本当にありがとうございました。なぜ未婚で出産したのか、なぜ男の人を信じられないのか、自分自身ようやくわかったような気がします。私の生きにくさの原因は、こんなところにあったのか。でも、もう大丈夫。しっかり前を向いて、ミライの為に生きて参ります!
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ただのシンママ話ではない
なんとなく前作おひとりさま出産読み出して、気がつけば深く読み込んでしまっておひとりさま母さん最終巻。ただのシンママ話ではなく、諸々の問題を内包しつつ、笑いを含み、救いを置きつつ、すごく苦しい心情を吐露していました。
出産育児経験のない自分ですが、非常に引き込まれました。ナオ母さんとミライちゃんに幸あれ!
いい終わり
お一人様出産からずっと読んでましたが、こういう終わり方になるとは思いませんでした。最初から最後まで、読んでいて「子どもって尊いなあ」と思える作品でした。
子育て漫画に留まらない
シングルでの出産、子育てを描かれていますが、本巻ではナナオさんの内面にぐっと迫った内容になっています。
人生の色んな局面でのたつちまわり葛藤しながら前に進んでいく姿がとても生々しくて共感します。
大きな気付きがあり、世界が大きく変わっていくところは清々しさがありました。
幸せになってほしい親子です。
まさかまさかの
私も今子育てしつつ、自分の両親からの支配とインナーチャイルドと向き合う作業をしています。めちゃくちゃ苦しいですし子供に親と同じこと(過干渉)していてとても毎日悲しく辛くなっていたところでした。
七尾さんの自分と向き合う期間の場面は、サラッと触れるような描かれ方ではありますが、とにかく長く苦しい一ヵ月だったのだと思います。読むのも胸がギュッっと締め付けられるように感じました。
後書きにあった「恨みをもっている=親のために生きている」がグサッと刺さりました。私はまだ親と自分が分離できていないのだと気づき、どうにか乗り越えたいと切に思います。
これまで七尾さんがミライちゃんを愛おしく抱きしめる場面が何度も出てきましたが、この巻は絵もとても優しく愛情豊かにうつりました。私も子供たちに七尾さんのように接してあげられる母になりたいです。
子育て漫画であり、自分育て漫画でもあると思いました。
描いてくださってありがとうございました。