【感想・ネタバレ】セリーのレビュー

あらすじ

生命活動に適さない外気、すべてが終末へ向かう世界で、その家で、彼と「彼女」は、本を読む。強靱で誠実なポエジーと圧倒的画才で、驚愕の才能が挑む新境地は、静謐で透徹したサイエンティフィック・フィクション。

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Posted by ブクログ

少女終末旅行+AIの遺電子。≪けれども、建立すべき大聖堂を心の内に宿している人は、すでに勝利者なのだ。≫ ≪私たちは不連続な存在であって、理解しがたい出来事のなかで孤独に死んでゆく個体なのだ。≫ ≪十三、四になると、教養への憧れから夏目漱石を手にしたのだが、読んでみたところ驚いてひっくり返ってしまった。オチがなかったからだ。…文学の目的のひとつは、そんなやり場のない感情を日常に持ち帰り携えていくところにある。≫ ≪わたしたちの求めるのは真の答えではない。われわれの探す迷子の羊は真の問いだ。羊の体のあとにしっぽがついてくるように、真の問いには答えがついてくる。≫

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2019年08月06日

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