あらすじ
「1日あたり、失われる国内の田畑」「1日にコンビニで廃棄される食品」「女子高生が1日にスマホを使う時間」・・・・・・自然現象から日々の暮らしのことまで、言われてみると、意外と知らない現代日本の姿を調べてみました。日々起きている事柄は、見聞きしていても意外と正しく捉えにくいものです。しかし、1日という時間を尺度にした数字で表すことで、その実態を克明に浮かび上がらせることができます。国内では何が起こり、どのような問題があるのか、そして日本はどのように変わりつつあるのか、本書では、客観的な数字やデータをもとにその意外な側面や驚きの事実に迫ります。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
心に残った内容メモ
・病院で新たにガンと診断される人2800人
・出生2680人、死亡3541人
・全国の警察本部が受領する110番通報2万5300件
・振り込め詐欺による被害額1億円
・万引きによる被害額12億6千万円
・日本人の平均睡眠時間7時間39分
→労働時間は減りつつあるのに睡眠時間は逆に減っている。
・丸の内や大手町の夜間人口は数人
連日のコロナウイルス関連報道で提示される人数や費用、予算と比べてどうだろうか。
もっと気を付けるべきことは、他に沢山あるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
関心をもちやすい数値情報を集め、1日のうち日本で何が起こっているのかという視点でまとめられた本。普段何気ない雨が世界と比較するとどうなるのか、鉄道、旅客機の利用者数、県庁所在地ごとの最高気温の表、平均食事時間など興味を惹かれる統計がたくさんあった。特に興味深かったのは、毎日2800人が「癌」の診断を受け、亡くなる方が3500人、うち1000人強が癌死、約88名が孤独死という厚労省とNHKの統計情報。このように1日で比較するとという視点で数のもつ意味を改めて考えさせてくれた