【感想・ネタバレ】博徒の幕末維新のレビュー

あらすじ

黒船来航後の動乱期、それまで歴史の裏に潜んでいたアウトローたちが表に躍り出てくる。なぜか? 博徒・侠客としてひと括りにされる彼らアウトローは、錦絵や講談・浪曲、大衆小説等で縦横無尽の活躍を演じていたが、それは虚実入り混じっての密着固結したイメージで、実像とはとても言い難い。著者は虚像を覆う危うい皮膜を一枚一枚剥ぎながら、島抜けをした甲州博徒の巨魁・竹居安五郎やおなじみの国定忠治、黒駒勝蔵、勢力富五郎らの実像に一歩一歩迫る。歴史学の手法にのっとって幕末維新史に博徒を位置づけ直した、記念碑的労作。

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Posted by ブクログ

幕末維新の時代に、博徒がどう生きたかを、甲州博徒の竹居安五郎と黒駒の勝蔵を中心に描く。幕府から新政府へ、権力に利用された博徒たちの復権を図る一巻。

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2021年09月07日

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