あらすじ
【イラスト付き】 後天性の病で高校二年生の時に視力を失った二ノ瀬唯史は、その後、鍼灸師として穏やかで自立した生活を送っていた。そんなある日、日根野谷という男性患者が二ノ瀬の鍼灸院を訪れる。遠慮ない物言いをする日根野谷の第一印象は最悪だったが、次第にそれが自分を視覚障害者として扱っていない自然で対等な言動だと気付く。二ノ瀬の中で「垣根のない彼と友達になりたい」という欲求が膨らみ、日根野谷も屈託なく距離を縮めてくるが、一緒にいる時間が増すごとに徐々にときめきめいた感情が二ノ瀬に芽生えはじめるが――? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
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やっぱりいいな。
ムク先生のイラストやっぱりよかった
鍼灸師の年上受け×サラリーマンで彼女とこじらせ中の攻め
しかしストーカーは怖いよ
先生見えないからこそ怖い、杖盗んだり、背中押したり
そんなことをすればするほど心がますます離れるってわかりそうだけど
死んでって顔も見えない人から言われてカッターで脅される
あっさり赦したらダメよ
そこがちょっと触れて欲しかったわ、その後を
これがデビュー作
すごく良かったです。
途中の展開に意見が分かれるかもしれませんが、個人的に今までBL小説を読んできた中でなかった展開だったので嬉しい展開でした。(切ない展開は大歓迎なので)
ムク先生のイラストもあっていたし、文章も読みやすく、自分では知り得なかった世界を感じることが出来ました。
また一人好きな作家さんが増えました。
次回作が楽しみです。
Posted by ブクログ
リーマン×盲目の鍼灸師。
はい、今回は受が視覚障害者のお話しとなります。
見えないことに対して分からなければ率直に聞くけど、見えない不安には敏感に察知してフォローする。日根野谷の対等な言動が本当に自然ですごく良かったし、学ぶことも多かった。
もちろん視覚障害者がみんな同じ考えではないから、日根野谷の言動がすべてに当てはまる訳ではないけれど。
そんな日根野谷の言動ですが、途中で「はあああ?」ってなる急展開がありました。
そのときは「なんなのコイツ?」って、
日根野谷の株が大暴落です。
そこから始まる不安と恐怖…。
二ノ瀬の心、広すぎでしょ。
さすがに何も分からない、何の責任もない二ノ瀬が一方的にあんな理不尽で怖い目に合うのはどうかと思うので、何も知らない日根野谷の代わりに、一平が気づいて二ノ瀬の支えになる展開があっても良かったな。
で、あとでそのことを知った日根野谷が、自分を責めて激しく後悔するってパターン。
エチはラストのみですが、控えめなのか積極的なのか…な二ノ瀬が可愛かった(≧∀≦)
Posted by ブクログ
二ノ瀬の営む鍼灸院に来た日根野谷。何も気を使わずに言いたいことを言う日根野谷には、目が見えないことで周りに迷惑をかけないようにしている二ノ瀬も気を使わずに済んでいるように見える。腹が立つこともあるだろうけど、その関係は気楽なのかな。と思った。お互いのことを大切にしつつも、結構言いたいことを言い合ってる2人。目が見えない「ハンデ」なんか関係なく、楽しく暮らしていきそう。