【感想・ネタバレ】伊勢神宮の謎を解く ──アマテラスと天皇の「発明」のレビュー

あらすじ

日本全国の神社の筆頭に君臨する伊勢神宮。しかし、その成立の背景には、さまざまの「謎」がつきまとう。伊勢神宮の誕生は、はたしていつだったのか。大和の王権がなぜ伊勢に最高神をまつるのか。当初そこにまつられた国家神とは何か。皇祖アマテラスはなぜ「発明」される必要があったのか。そして、心の御柱と神鏡という二つの御神体が共存するわけとは……本書では、こうした難問を、列島における神話と神社誕生の根源にまでさかのぼり、あざやかに解き明かす。

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Posted by ブクログ

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 伊勢神宮の祭神、「天照大神」。しかし、その成立は微妙なものがありました。当初男神だったものが女神へ変わっていること、それも巫女の立場の人間が神に昇格する形のものではなかったか、と指摘します。古事記、日本書紀の記述やその後の宮中の記録を冷静に並べ分析すると…

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2011年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

20141024-1104 伊勢神宮の成立過程から国家神道として規定され戦中に利用されていくまでをたどっている。個人的には、古代日本における伊勢神宮のあり方と斎宮制度が規定された時代背景の方が興味があったので読んでみた。後半は時系列を負う感じで、駆け足な感じ。石上神宮との関係などももっと知りたかったな。

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2014年11月07日

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