あらすじ
日本全国の神社の筆頭に君臨する伊勢神宮。しかし、その成立の背景には、さまざまの「謎」がつきまとう。伊勢神宮の誕生は、はたしていつだったのか。大和の王権がなぜ伊勢に最高神をまつるのか。当初そこにまつられた国家神とは何か。皇祖アマテラスはなぜ「発明」される必要があったのか。そして、心の御柱と神鏡という二つの御神体が共存するわけとは……本書では、こうした難問を、列島における神話と神社誕生の根源にまでさかのぼり、あざやかに解き明かす。
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Posted by ブクログ
伊勢神宮の祭神、「天照大神」。しかし、その成立は微妙なものがありました。当初男神だったものが女神へ変わっていること、それも巫女の立場の人間が神に昇格する形のものではなかったか、と指摘します。古事記、日本書紀の記述やその後の宮中の記録を冷静に並べ分析すると…