あらすじ
宇宙はどのようにして始まったのか。真実とは何か。どうすればよい人生をおくれるのか。人生や存在の本質にかかわる根源的な問いにたいして偉大な思想家たちが提出してきた答えは、いまなお私たちが世界を理解するための枠組みをなしている。ミレトスのタレスからスラヴォイ・ジジェクまで、その哲学の概念が世界をどのように切り開いていったのかを簡潔に解説。
その哲学者のキーとなることばを随所に織り込みながら、わかりやすい図解(「マインド・マップ」)で100を超える哲学理論を紹介。難解な哲学用語を使わないで、複雑な理論を解きほぐす。
初心者から哲学を学ぶ人、さらに幅広い読書人まで、自分でものを考えることの楽しさを発見し、味わうことのできる本。
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Posted by ブクログ
オールカラー、図解でレイアウトも工夫されていて、読んでて飽きにくい図鑑。
出てくる用語がとても優しく、哲学初学者の自分にとっては分かりやすい本だった。
おそらく各哲学者の業績や思想はかなり省略されていると思われるが、ざっと哲学者の顔や生きた年代、関係性を知れたので良かった。
この図鑑で興味を湧いた哲学者について、個別に調べていくキッカケになった。
・カール・ポパー
・モンテーニュ
・ヴォルテール
・ヒューム
・ニーチェ
・バートランド・ラッセル
・ブッダ
Posted by ブクログ
「哲学大図鑑」「宗教学大図鑑」ともに良書。
宗教と哲学はリンクしているところもあるので、
合わせ読みで、より理解が深まった。
二冊計600ページ、哲学と宗教の歴史を一から学び直すだけで、
読書が格段に面白くなることを実感。
Posted by ブクログ
読み終わるまではかなり時間がかかりそうだが、
1日が終わる前にゆっくり見開き2pを読んでいます。
「はじめに」が西洋、東洋、宗教を哲学的に考察していて、秀逸です。
Posted by ブクログ
マインドマップやイラストのおかげでイメージを掴みやすい上に、文章自体もわかりやすい。哲学的背景や参照のおかげで、思想の流れや哲学者を関連づけて考えることができる。
Posted by ブクログ
他の本の読書の合間合間に読んだ。感想としては、訳者あとがきと同様である。せっかくの訳書であるので、人名の原語表記もせめて索引で添えてほしかった。
Posted by ブクログ
衝動買い図鑑
「世界動物大図鑑」や
「世界で一番美しい元素図鑑」などと並んで置いてある。
それらを眺めると、うきうきするのは、自分だけではないはず。
疲れたときに
ちょっとづつ お酒を飲みながら 読む 至福の時間
Posted by ブクログ
思考のフロー図、アイコン、イラスト、サマリーで構成。高校の倫理の教科書以上にわかりやすい。
カント、ミル、オルテガ、デリダが登場するが、大学論の紹介はない。
Posted by ブクログ
古代から現代思想家まで、各哲学者の思想の内容を図や写真を駆使して、なるたけわかりやすく掲載されている。
すべてを読む必要はないが、気になった哲学書の項目を読み進めていく事典のような用い方がいいのではなかろうか。
古代の孔子やギリシャ哲学者から、アダム・スミス、ホッブス、マルクス等、現代思想では、ミッシェル・フーコーは勿論のこと、バルト、科学の考えに大きなインパクト与えたトマス・クーンやデリダ、クリステヴァ、サイード、最新では、ジジェクまで取り上げている。
何故か、ドゥルーズは、取り上げられていない。
Posted by ブクログ
主要な哲学者ごとにその哲学思想が解説されています。それぞれに避けるわずかなページ数の中で、簡略化しすぎず、難しくしすぎず、良いバランスで書かれていると思います。哲学を学ぶ際の読書ガイドとして使うのに最適です。
Posted by ブクログ
著名な哲学者を時系列で並べ説明した図鑑。歴史の流れに沿って書かれていることと写真、図表が多いことから、理解しやすい。一読しただけでは、なかなか頭には入ってこないので、常時手元に置いて時々開くべき図鑑だと思う。
「デカルトの「我思う、ゆえに我あり」ということばは、哲学史上最も重要な観念のひとつに位置づけられている」p15
「マキャベリは君主の力量を論じるが、この場合の力量とは統治にかかわるパワーと機能を意味する」p106
「ベンサム「最大多数の最大幸福(功利主義)」」p174
Posted by ブクログ
調べ物の時はもちろん、時間がある時にページをめくっているとちょっとした発見があるかもしれない。
現代世界、現代哲学の章もあり、これらの章で紹介された哲学者の本をいつか読んでみたい。