あらすじ
両親の離婚、虐待、いじめ、家族の難病や障害――様々な問題を抱えた家庭で育ちながら、人並み以上の社会的成功を収める「スーパーノーマル」な人びと。その苦闘と克服の実態とは? 人気心理学者が20年のカウンセリング経験と最新研究をもとに語る必読の書。
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Posted by ブクログ
臨床心理士の筆者による様々なレジリエントの事例。
みんな悩み苦しんでいる。社会に適応するということは周りに助けを自ら求めにいくことでもある。愛情を受け取ると人は成長し幸せになることができる。両親だけではなく、親戚、パートナー、友人、先輩、上司多岐にわたるそれら全て自分にとってポジティブな効果をもたらす。
・ファイターとしての自覚を持つこと
・秘密を打ち明けられる誰かを見つけよう
・おとなとして自分を大切に扱おう
・ストレスから心理的距離、物理的距離を取ろう
・あなたが人生で出会ったいい人たちの存在を、悪い人たちよりも重視しよう。感謝している人の名前をリストアップし、心のこもった手紙を書こう。大切な人たちを思い出すために毎日写真をみよう。彼らがあなたのために戦ってくれたのと同じように、その大切さ、あなたの人生、脳にとっての大切さを忘れないでいよう。
・愛する人、愛してくれる人を見つけよう。
・子どもがいるならこんな親が欲しかったと願ったような親になろう。(レジリエンとは幼少期の「こうして欲しかった」という記憶を強く持っている。これは今後の役に立つ)
わが子を傷つける全てのものから守りたい、わが子を強くしたいという衝動に抗おう。子どもが苦難に見舞われたときは耳を傾け、受け入れよう。見過ごさず、言葉で表現し、問題を解決しよう。愛情を忘れてはいけない。どうすればいいかはわかっているはずだ。
・自分を、そして出会う人たちをできる限り大切にしよう。出会う誰もが困難な戦いを続けているわけではないとしても、既にわかっているように、大勢の人たちが今も戦いの最中にいる。