感情タグBEST3
Posted by ブクログ
出会いがないことや出会いが仕掛けられていないことに不満を抱くだけでは、出会いは豊かにならない、仕掛けられた出会いを受け身の体勢で待つのではなく、自分から仕掛けていけば、社会全体の出会いは豊かになる、回り回って自分の出会いも豊かになる。見知らぬ者どうしの集団の場に投げ込まれた時、私たちのこころとからだは、「アイス(氷)」のように張りつめて凍てついた状態になっている、その「アイス」の状態を「ブレイクする(打ち破る)」ことがアイスブレイクである、「氷を打ち破る」というのが原義だ、つまり、見知らぬ複数の人がいる場所で堅い雰囲気を壊すことがアイスブレイクである。いま出会えるのは、いま目の前にいる人だけなのに、どうして次のことを考える必要があるのだろう、考えるのは次ではなく、いま、それがアイスブレイクに一番大切な感覚である。奥義その一 「生身」で出会う 相手を否定しない! 悪口を言わない! それが奥義その二である。大げさかもしれないが、アイスブレイカーは、生きる原理を変革する役割があることも意識しておかねばなるまい、定式化して簡潔に言えば、「所有の豊かさ」から「存在豊かさ」へ、つまり、なにかを持つことで満足する生き方から、だれかとつながって共にある存在としての生き方へ、生きる原則を変革する可能性があることを理解しておかねばなるまい。アイスブレイクは偶然性にも支配されている、だから、アイスブレイクには限界がある、どれだけうまくやってみようと思っても、なかなかうまくいかないことがある、そういうことも心得ておくといいだろう。出会いを深めて、他者とこころが通じあえる社会をつくり上げれば、あるいは、そのつくり上げる前の段階での出会いを豊かにすれば、この社会を居心地のよい社会に変えることができるのではないか、そんな予感が私にはある、アイスブレイク化した社会をつくりたい、それが本書の狙いである。
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仕事柄、ワークショップのファシリテーションをすることが多いので、仕事の参考になるかと思い読んでみた。具体的なアイスブレイクの手法だけでなく、アイスブレイクを行う側の心構えやアイスブレイクそのものの考え方(目的)などについても触れられていて、入門書としてなかなか良質。
扱われているアイスブレイクのうち、グループで行うものについては参加者同士で手を繋いだり、軽いボディタッチをしたりするものが多い。つまり、コロナ後の今(2020年)においてはやりにくい、あるいはできないものばかりということになる。
今後、コロナが完全に消失するとは思えず、アイスブレイクも必然的に相手の体に触れずに、もっと言えばPCの画面を介してでもできるようなものが新たに作られていく必要がある。この本に書かれている「アイスブレイクの心構え」をふまえれば、新たな仕掛けを作り出すこともできるだろう。
Posted by ブクログ
アイスブレイクのテクニックだけじゃなく、そのウラにある「魂」の部分にひかれました。人の出会いが社会を明るくできたら素敵ですね。そんな出会いを演出できる人に、私はなりたい。
Posted by ブクログ
ワークショップなどの冒頭に行うという認識のアイスブレイクを、人との出会いの仕掛けと位置づけ、社会的に推進させようとする意気込みが素晴らしいものに感じられた。
紹介されているレッスンを活用できる機会はないと思うが、出会いのためのアイスブレイクの日常的な行動(声かけなど)が自然にできるような自分を目指したいと思った。
14-112
Posted by ブクログ
アイスブレイクの本質について考えられた
基礎知識と心得が身につけば、目的に応じて自分でも考えられるのかもしれない
具体的な事例、特に社内会議や研修などで使えるような物を求めて読んでいたから、少しイメージと違った
持
Posted by ブクログ
保護者会とかで使いたくて読んだ。
具体的なやり方も載っているけど、そればかりではなくて、考え方がわかったのが良かった。
森のようちえんの人だと思わなくてびっくりした。(森のようちえんは読んでていらいらしたけどこちらは大丈夫でよかった)
Posted by ブクログ
アイスブレイクはイベントの司会者だけでなく、街でも、電車内でもできる。
アイスブレイクをマスターすると、タクシーでの運転手との会話に、あるいは美容院で美容師に怯えたりする必要はなくなる。
むしろ、そういったやり取りを出会いに変えることができるようになるのだ。
アイスブレイカーのコツは以下の3つだ。
1. 自己開示
2. 相手との共通点を見つける
3. 今の自分の状態、思い、したいことを伝える。
感想: 前半は面白かったが、後半は飽きてしまった。後半は内容が主にイベントの進行役を行うときの話で一般性が低く、またその効果もイマイチそうなものが多かったため、興味を持てなかったのだと思う。