あらすじ
普通だけれど、何かが奇妙。
カレーに隠し味があるように、この店には秘密がある――。
両親を失い路頭に迷い、お腹を空かせた十五歳の少年が拾われたのは、サービス担当の秋月と料理担当の山蔭、たった二人の従業員で回すモダンな洋食店「しのびパーラー」。なかなかの繁盛ぶりを見せるこの店が、兎目と名づけられた少年の新たな家であり職場となるのだが…。オーナーと呼ぶには雰囲気が異質すぎる若様に、昨日はなかった秋月の傷。お互い身元は詮索しないとしながら、見てしまった違和感の正体とは!?
鏑家エンタ・装画
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
路頭に迷った主人公が知り合ったのは
パーラーで働く二人の男性。
純粋できちんと芯が通っている主人公と
柳のような給仕と、寡黙な料理人、という3人。
主人公含め、ものすごく謎があります。
パーラー二名に関しては、一応この1冊で
どういう人なのか、という謎は一応終了しますが
主人公はまったく。
言葉の端々にて、分かるような、分からないような…。
そのせいか、ひたすらに先が気になります。
主人(?)の運転テクニック、も気になりますが…w