あらすじ
トランプ大統領に「忠誠」を求められ、従わずに解任された元FBI長官の回顧録。大統領選の結果に大きく影響を与えたとされるヒラリー・クリントンの私的メール使用問題の捜査の経緯や、トランプの裏の顔とロシアとの関係、トランプがいかに大統領に不適格な人物か、そして不当な解雇に至るまでの経緯を明らかに。またFBI長官としてのリーダーシップや、真に忠誠を誓うべきものについて、生い立ちやさまざまな経験を交え語る。
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Posted by ブクログ
すばらしい本。
内容は序盤は著者の考え方を形作った生い立ちについて書かれていて、FBI以降はFBIと政治との関わりについていかに独立していることが重要か強く書かれている。
実際の出来事などを著者のFBIの視点から見ているので飽きずに面白く読むことができる。
肝心のトランプとの関わり合いは人気の短さもあって終盤のみだがそれでもトランプ政権の異常性がよくわかる。
また法律とFBIの独立を守ろうとした著者の無念さが伝わってくる。
トランプ政権との関わり合いをスキャンダラスな内容で面白おかしく書かれているわけではない、良書だと思う。