あらすじ
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国土地理院がつくる2万5千分の1地形図は、わが国のようすを土地の高低もふくめて正確に表した地図です。すべての民間の地図のもとになる地図でもあります。かならず等高線が描かれているので、ぱっと見、複雑そうにみえるのですが、地上の風景の面積や長さ、高さを知りたいときには欠かせません。本書では、ある意味「最強の地図」ともいえる地形図ならではの情報を読み取る技術を解説します。
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Posted by ブクログ
◯中学、高校の頃に勉強した地理における地図帳、これらを読む際の視点が余すことなく記載されている。実際の地形図だけでなく、テーマに合わせて過去の地形図も掲載しており、この手の本にありがちな「モノを見ないと分からないのにモノがない」という状況に陥ることが少なく、わかりやすい。
◯最近はスマートフォンでグーグルマップを見れば、GPSで現在地などはすぐにわかるため、一人旅でも迷うことがなくなった。しかし、たまには地図を広げて土地の風景に思いを馳せながら計画を立て、聖地巡礼よろしく現地の実際を見て楽しむのもまた良いような気がした。コロナの収束を切に願う。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 地形図からなにが読み取れるのか?
第2章 地形図から多彩な情報を読み取る技術
第3章 地形図からもち歩きながら読む技術
第4章 地形図から現地の風景に思いをはせる技術
<内容>
元国土地理院の地図作りに携わった方による読図の本(2013年の新装版)。基本をきちんと押さえてあるうえに、最後の方には古い地図情報から、元の地形を読み取り、災害を防ごうという考えも載る。次回の教育課程で、高校地歴公民科に「地理総合」ができるが、まさにそのようなことを学ばせたいようなので、こうした本が役立つかもね。今やネット地図で結構賄えているが、やはり紙の地図の読図は基本だから。