【感想・ネタバレ】完全版 仏教「超」入門のレビュー

あらすじ

188万部『超訳ニーチェの言葉』の著者の出世作
ベストセラー全面改訂復刊! !
入門書を超えた入門書。
ブッダの説いた真理が今度こそわかる。

家には仏壇があり、お墓はお寺にあり、お盆やお彼岸にはお墓参りに行き、
葬式ではお坊さんにお経をあげてもらう……
こういった習慣は本来の仏教とは無関係だし、
「よいことをすれば極楽、悪いことをすると地獄へ行く」
「仏様がいつも見守ってくれる」
といった考え方も本来の仏教の教えにはなく、キリスト教の影響を受けたものだったりする。
日本人の多くが持っている仏教のイメージを覆し、
ブッダが説いた純粋な仏教を明快に解説、
「入門書を超えた入門書」としてベストセラーとなった名著に大幅加筆、完全版として復刊!

※本書は2004年6月にすばる舎から刊行され、2007年6月に加筆・修正されてPHP文庫として刊行されたものに大幅に加筆・修正し「完全版」とした。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

仏教について、今我々が思う仏教とは違うということを述べたもの
煩悩とは、その物事に執着するということというのは残った。自分も昨日今日と出張で遠出しており、今日の夜は何をしようか思案して目の前の仕事に集中していない時があった。これこそ煩悩である。と理解している。それをなくすのではなく、煩悩が浮かんでもそれに心を囚われないこと、これを目指したい

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2023年06月23日

Posted by ブクログ


昔の人よりも現代の人の方が、まだ仏教についての知識を持っているとの話は驚いた。たしかに、無宗教だという人の家も何らかの宗教に入っているし、葬式はもちろん神社に参拝もする。神道と区別があまりつかないが、これから神道についての本を読みたい。

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2021年09月11日

Posted by ブクログ

最近生きるのが嫌で周りと話してると価値観合わないなと思って色々探してたら実は自分の考え方の中心って仏教なんじゃないか?と思い、仏教とは実際どういうものなのかと手に取った。
仏教における、人生は苦しいものと決定づける考え方は自分の中でしっくり感じた。苦しいんだから解脱を目指す。執着を捨てる。とても自分の生活に近くて納得した。
ただ宗教というだけあってそれほど納得いかなかった考え方もあった。自殺はなぜ悪いのか。この本にも答えはなかったのでまたしばらく探す。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

損得で判断するというのは、真実の人生をを傷付けるものである。人生は損得でない。結局は人間と付き合っていく。その時に必要なのは、真実と真摯さ。縁起と空の哲学。
仏教由来の言葉や概念は多いが、誤解・曲解されているものも多いことが分かった。本質を知るなら原典にあたりなさいと。

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2023年09月04日

Posted by ブクログ

1.ビジネス書ばかりだったので、ジャンルを大きく変えて、思考の幅を広くしたいと思って読みました。

2.仏教に関して誤解されていることが多くなっていることに危機感を感じ、仏教の正しい理解をしてもらうことが本書の目的となっております。日本人が想像する仏教はサンスクリット語の考えが混同してしまい、輪廻や悟りということばが間違えた意味で使われることあります。これらの言葉を分かりやすく丁寧に解説してくれているのが本書の役割となっています。

3.仏教の考え方は結構ネガティブなところから始まるのか―と不思議に思いました。まずはじめに「人生とは苦しみである」というところからスタートします。しかし、自殺をしてはならないし、人を殺めてもならないと説いています。ではどのように生きるのか?それは澄み切った心を持って生きることです。
澄み切った心とは何だろうか?煩悩を持たないこと、自分勝手に考えないこと、様々あると思いましたが、私としては「素直でいること」なのだと思いました。素直であることは嘘をつかないこととは少し違い、「人を傷つける嘘」をつかなければいいと私は思っています。
簡単な感想を述べたものの、深く考えたくなるキーワードがたくさん出てきたので、仏教についてもっと学びたくなりました。

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2022年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半部分、特に「縁」と「空」の説明は分かりやすくて良かったです。
周りとの関係性の中で個々の人は存在しており、実態としては空であるということで理解しました。今の一般的に理解されている仏教と、どう違うのかについての説明もよかったです。
「人生とは苦しみそのもの」で、それは煩悩が複雑に絡みあって生まれるとすれば、「縁」を深く理解して、そこから抜け出ることが、苦しみから自由になる唯一の方法であるというのも理解できました。
ただ、後半部分の「無常」や「仏性」、「輪廻」についての説明、念仏を唱える信仰としての仏教についての記述はどうしても短くて、この本だけでは、理解できませんでした。

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2021年08月01日

Posted by ブクログ

折々挟まれる日本社会への批判的な記述が少し気になりますが、読みやすく、タイトルの通り、仏教の入門書としてよいと思います。

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2021年08月01日

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