あらすじ
人間関係の黄金律として80年を超えて読み継がれ、
全世界で1000万部以上が売れている傑作を超訳しました。
忙しい人でもすぐに読めて、公私にわたり役に立ち、人生が劇的に変わる本です。
本書の中から、人を動かすための3つの基本を紹介しましょう。
1 相手の意見を尊重する
もし相手に「あなたは間違っている」と単刀直入に言ったら、相手はあなたに賛同したくなるだろうか?
とんでもない。
相手は自尊心を傷つけられるので反論したくなる。あなたがどんなに名論卓説を並べようと、相手は自分の信念を曲げようとしない。なぜなら、相手は論理の生き物ではなく感情の生き物だからだ。
2 相手の意欲を高める最善の方法
実業家のチャールズ・シュワッブが大成功を収めた理由は、人との接し方を心得ていたからである。彼が明かした成功の秘訣は、紙に書いて額縁に入れ、全国の家庭、学校、職場に飾っておくべきだ。それを実行すれば、あなたの人生は大きく変わる。
「相手の長所を引き出す唯一の方法は、褒めて励ますことである。上司や教師や親が小言を言うと、相手はやる気をなくしてしまう。がんばりたくなるきっかけを相手に与えることが大切だ。だから私は絶対に小言を言わないし、他人のあら探しもしない。何かが気に入ったら、惜しみなく褒めるようにしている」
3 人を変える魔法の力
人を変えることについて話をしよう。もし私たちが相手の秘められた才能に気づかせることができれば、人を変えるよりもはるかに大きな成果があがる。文字どおり人を変身させることができるからだ。
これはけっして大げさな表現ではない。ハーバード大学の教授を務めた偉大な心理学者ウィリアム・ジェームズの名言を紹介しよう。
「私たちは本来あるべき状態と比べると、半分しか目覚めていない。人間はふだん使っていない多種多様な力を秘めているが、自分の限界よりもずっと狭い範囲で生きている」
まさにそのとおりだ。あなたはふだん使っていない多種多様な力を秘めている。そのひとつが、人を褒めて奮い立たせ、自分の可能性に気づかせる魔法の力だ。
反感を抱かせずに人を変えるために、どんなにわずかな進歩でも、心を込めて惜しみなく人を褒めよう。相手は気分をよくして、より一層の努力をするに違いない。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
○他人を心から褒める
○他人の自尊心を満たしてあげる
○他人の悪口を言わない
○他人の気持ちになって発言する
○他人が興味があることを話す
○自分の考えは、半分は間違えていると思う
○自分の意見を押し付けない
読んだあとは、心が穏やかになるような気持ちになりました。
Posted by ブクログ
新卒時代の時に人事に勧めてもらった本。
新卒時代含めると3回くらい読んでる。
今はオーディオブックでたまに聞いてる。
その時の状況によって響く言葉が変わってくるから、かなり良い。
Posted by ブクログ
自粛で初めて本をオンラインで買った。伝えたいことはいくつかしかなくて、それを手を替え品を替え教えてくれた。
最近、自分の得意なこととか趣味って母さんから褒められたことの延長が多いなって感じていた。でもこの本読むまで、自分が褒める立場になったことはほとんど無いなと学んだ。
褒められると褒められた方に進むもんなんかなと思ってたけど、その人の持つ可能性の一つが表面に出るってだけなんやな。褒めよう。
Posted by ブクログ
自己啓発本は基本的に読まないのですが、有名な本の圧縮本ということで読んでみました。割と当たり前なことが多かった気もしますが、学びがありました。
学び
・お世辞は通用しないこと
・議論は極力避けるべきだということ
・幸せなように振る舞えば、幸せな気分になること
・人の名前を覚える労を惜しまないこと
Posted by ブクログ
「超訳」だから簡潔に分かりやすく書かれているのか、スッと読めました。
要は、どんな人に対しても丁寧に尊敬の念を持って接するのが大事、という事か。
相手になって欲しい姿があるとき、すでに相手がそういう人であるかのように扱う、というのは是非取り入れてみようと思います。
Posted by ブクログ
いつも読み返したい本の一つ。
ついつい自分のエゴに忠実になり、自分中心に物事を考えてしまう。
そんな時に、軌道修正の必要性を感じさせてくれます。
Posted by ブクログ
この本を読んで、行動することは、以下の点です。
○相手にほほ笑む
○名前を呼んで話しかける。
○相手の誕生日を覚える
○相手の関心事を調べる
○相手を叱る前に自分を振り返る
Posted by ブクログ
人間関係を円滑にする為の秘訣が簡潔にわかりやすく記されていた。
人より優れている点をアピールしてしまうがそれは逆効果で反感を買う事に繋がる。
職場、友人、結婚相手全般に通じる事だが相手の自尊心を満たしてあげて気持ち良い状態にさせてあげる事で自分の要望も通りやすくなる。
自信のない人ほど自分の凄さをアピールしがちだが相手からしたら嫌な印象を与えてしまい逆効果になってしまう。
相手を尊重する事の大切さを学んだ良書。
Posted by ブクログ
ディール・カーネギーの「人を動かす」は、私が大変感銘した本として何回か紹介していますが、本書はその「要約版」とも言え、洋書にありがちな、長いエピソードが程よく略され、とても読みやすい構成になっています。
とはいえ、主題が大きく変わることなく、充実した人生を送るための、良い人間関係を形成する光り輝く原理原則が書かれています。
100年近く前に書かれたものですが、現代でも十分通用します
Posted by ブクログ
オリジナル版にあったエピソードがコンパクトにまとめられている。人を動かすには、自分本位ではなく、いかに相手の気持ちを汲み取ることが大事だと実感する。
Posted by ブクログ
自己啓発本の元祖のような本。そういえば未読だったなと思いAudibleで。
一言にまとめれば「相手の自尊心を尊重せよ」というところでしょうか。さまざまな確度から同じような観点の指摘が繰り返され「いや、もうわかったよ!」と言いたくなるけど実際わかってないしできていないなとは思うし、だからこそ読み続けられているんでしょうね。
Posted by ブクログ
素晴らしい事が沢山書いてあります。
本もカバーを取るとブラックで
傍らに常に置いておける造りです。素晴らしい!
でも全然実行出来ません。
だんだんこの本が重圧になって行き
ホコリで真っ白になって
見えなくなってホッとしている自分が悲しい。
Posted by ブクログ
要約版とも言える本書をオーディオブックにて。
もっと若い時に読んでいたなら、もう少し不要な失敗をせずに済んだかもしれない。
なるほど確かにそうだなと思うところがたくさんあった。
けれど必ずしもそうではないと経験から感じた部分もたくさんあった。
これまで本書に書かれている通りのことをしたところでものすごく嫌な気分になったことも少なくない。
いつか機会があれば本家の方も読んでみたい。