あらすじ
パワハラ・セクハラ、サービス残業、
休暇取得、解雇、転職・副業…etc.
ベストセラー『ブラック企業』の著者が教える
「労働法」で仕事の悩みを解決する方法!
《内容を一部紹介します!》
・パワハラ・セクハラを撃退するシンプルな方法
・辞めずに休職するとこんなメリットが!
・手当・補償・給付を活用しよう!
・ブラック企業でも可能!労働法で給料UP!
・非正社員が正社員になる方法
・「円満退社」する必要はない!? ほか
意外と知らないノウハウが満載!
はっきり言おう。
あなたたちは会社の奴隷じゃない。
会社が違法行為をしたら、
それは会社に責任を取らせるべきなのだ。
(本文より)
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Posted by ブクログ
あっさりした内容だが、分かりやすく、労働者側の目線で書かれているので、まさに本著に書かれているように護身術として労働法を知るのに良い本。加えて、経営サイドの視点でも考えてみるのも良いだろう。雇用のミスマッチはお互いに不幸だが、一方的な強者と弱者の力関係で、その関係性を清算するのは就労者側にあまりに不利だ。しかし、権利を主張し、ろくに働きもせぬ人間を抱え込む事も避けたい。面接でお互い判断ミスを極小化出来れば良いのだが、勤めてみないと相互に分からない事も多い。そういう意味では、試用期間という制度が形式化されている事にも改善の余地があるかも知れない。
人を機械のように扱うなと思うが、資本主義における労働資本、生産手段は、機械と人を代替しながら成立し、労働力が商品である以上、これらの比較は避けられない。しかし、機械は減価償却、価値損耗していくものだが、人は経過育成、価値蓄積していくものであるべき。ミスやバイアス、人間関係などの人特有の不利点もあるが、益々、この棲み分けが重要。設備投資できぬ規模の会社が、人を損耗させて別の人に交換するという悪事はやめさせねばならない。何処かの居酒屋チェーン、だけではない。