あらすじ
○2009年11月に刊行した同名書の増補改訂版です。約7割を改訂しています。
○ワールド・カフェは静かなブームが続いており、毎日全国あちこちで催されている状況です。本書は日本語で書かれた唯一のワールドカフェ指南書。
著者たちは日経ビジネススクールの講師のほか、企業や自治体などワールド・カフェの伝道師として引っ張りだこです。
改訂増補のポイントは以下の通り。
1 単行本刊行後に催されたワールド・カフェの実践例とその後の展開を紹介。
2 ワールド・カフェの開催者向けに、1) 目的の明確化 2)問いの立て方 3) ワールド・カフェ・ホストのあり方 4) ワールド・カフェ のバリエーションについて解説。
3 インターネットを使ったオンラインワールド・カフェの3つの方式、および可能性
ワールドカフェの紹介事例はすべて新しいものにしました。
・企業におけるワールド・カフェ
組織風土改革にむけたワールド・カフェ――富士通アプリケーションズ
新しいブランドの構築と浸透――さくらインターネット
・大学におけるワールド・カフェ
東京大学の卒業生が一堂に――東大ワールド・カフェ
・地域におけるワールド・カフェ
ワールド・カフェによる市民同士の会話――宮代町役場
神戸の未来まちづくり300人会議――神戸市役所
無作為抽出による区民ワークショップ――世田谷区役所
病院リニューアルをきっかけとしたワールド・カフェ――医療生協愛媛
読書会でワールド・カフェ――ヨコハマ・ブック・カフェ
子育てを語り合うカフェ――仙台のマザー・ウイング
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私どもの職場ではワールド・カフェがよく開かれる。旅人のようにテーブルを移動するスタイルは他のグループワークにはない体験であり当初は新鮮であったが、他のグループワークとの違いも理解できぬまま日時だけが過ぎていった。そんな中である雑誌の書評で紹介されていたのが本書である。本書を読むことで、ワールドカフェの歴史と意味や意義が理解できた。そして、その会話で重要なのが、私が今一番興味を持っている「ダイアログ」である。そのことも共感とともに理解が進んだ。いくつかの事例が紹介されており、読み進めているうちに私共が行っていた「ちえのわ」の紹介がされており、情けないことに本書でその意義が再確認できたのが、一番の本書の収穫であった。
Posted by ブクログ
近々,恋愛カフェを開催したいと思っています。「恋愛」について様々な立場の人がざっくばらんに話し合う,そういうイベントです。ただ,どのように開催すればいいかわからないので,参考になりそうな本を探していたところ見つけたのが本書です。
本書はワールド・カフェのマニュアルであり,これ一冊と頭を悩ます時間,実行する勇気さえあればワールド・カフェが開催できます。事例も豊富に載せられているため,自分の開催したいカフェと近い取り組みを臨場感を持って擬似体験できます。
著者らは本書以外にも本をいくつか出しているので,それらも参考にすれば事前勉強はよりバッチリになると思います。