【感想・ネタバレ】生きる哲学としてのセックスのレビュー

あらすじ

御年80にして現役のAV監督、代々木忠。彼は半世紀以上にわたり「女が本当にイク姿」にこだわりカメラを回してきた。その出演者には、26歳にして男性体験1008人の女性、衆前で犯されたい元総理大臣の姪など「イケない」悩みをもつ女性が多数いた。異世界の話のようだが、彼女達が抱える闇は現代を生きる我々全員に無縁ではない。不倫もセクハラも、真のオーガズムを知れば無くなるのだ。日本人よ、もっとセックスをせよ。熟年たちの精力増強に効く「性器呼吸」も収録。性に悩む全ての男女へ捧ぐ革命的一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何となく興味本位として買ってみた一冊
結果としてはそこまで時間をかけずに中々楽しく読める内容であった

一番のオーガズム(気持ちよさ)とは自分の内面を曝け出し、相手の全てを受け入れることが近道になるのではないかと解釈

世の中はSNSが発達したこともあり、世間の目が一層と厳しくなった結果、本当の自分自身の欲求や感情を曝け出し辛い世界になってしまい、数ある性産業もインスタント的になってしまい、オーガズムとは程遠い形だけの行為になってしまっていることが危惧される

大事なのは自分の欲求に従順になる"素直さ"と、相手の欲求に対しても受け入れる"寛容さ"の2つが重要なのでは無いかと、個人的には感じる

この本からは著者はアダルトコンテンツ監督として、男女の営みを真剣に捉えてきたからこその言葉の重みを感じた

根拠の無い話だと一蹴してしまうのは簡単ではあるけれども、一概にはそうは言えず実生活の中で自分の内面を曝け出せずに、どんな相手であれ目を気にしている自分がいることに気付かされた一冊

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2023年05月05日

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