【感想・ネタバレ】師匠 歌丸 背中を追い続けた三十二年のレビュー

あらすじ

「ほめる人は敵と思え、叱る人は味方と思え」と、
こんなに叱ってきたのに、なかなか成長してくれない弟子なんです――桂歌丸
初の直弟子が描く師匠と歩んだ落語家人生。
師匠としての桂歌丸の姿が、いまはじめて明かされる。

一九八五年、東京理科大生の無口な男がなぜか落語家を志し、桂歌丸の門を叩いた。
けっして弟子を褒めない歌丸だったが、その陰では無限の愛情を持って弟子を支えていた。
不器用な弟子はそれに気がつかず、ついには「クビだ」と怒らせてしまうが……?
数々のしくじりを重ね、悪戦苦闘しながらも、師匠を追い続けた日々。弟子と師匠の三十二年を赤裸々に語る。

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Posted by ブクログ

長き32年に渡り、落語家・歌丸師匠に仕えた桂 歌助さんの物語。東京理科大を卒業し、教師を目指していた異色の落語家です。

『歌児(旧名)よ、あの信号は何色だ?』
『はい、赤です』
『いいや、あれは青だ』
・・・
『すみません、青でした』
『そうだ青だ、だから渡りなさい』 (O_O)
・・・
『歌児よ、こういう時は『私はカバン持ちなので、師匠、お先にどうぞ』くらい言うもんだ』
などなど(笑)

数々の失敗を重ね、多くを学んだ歌助さん。
他のお弟子さんの話や、自分の父母の驚きのエピソードなど、笑って泣ける話が満載です。
本当に歌丸師匠は凄い人だったんですね、合唱。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

歌助師匠の入門から現在までのことが読みやすい文章で書かれていて、高座からわからない歌丸師匠の人柄がわかって面白かった。歌丸師匠の高座をもっと聞いておけばよかった。

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2018年09月30日

Posted by ブクログ

桂歌助が歌丸師匠との思い出を綴ったもの。落語の師弟制度の一端がわかる。歌丸の芸に対する姿勢が凄みがある。この本は歌丸が亡くなった直後に出版されている。

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2020年01月05日

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