【感想・ネタバレ】明日クビになりそう １のレビュー

サレンダー橋本

[★★★☆☆]

クズ社員

ウォーターサーバーの営業をしているサラリーマンのクズな処世術の日々を描いた作品の第一巻。
主人公は宮本というサラリーマン。

ウォーターサーバーの販売を手掛けている溜池で働いている水よりドクターペッパーが好きな26歳の男。
営業の先輩である別所さんに横文字のビジネス用語全開でいろいろ圧をかけられ言葉の意味も分からないのに要件を引き受けてしまった。

営業に行って顧客に何か聞かれても壊れたレコードのように「検討します。」「確認します。」を繰り返す実宮本。
実際はすべての案件を先送りしているだけなのにビジネスの場が成立している気がする不思議な言葉だ。
その後個室ビデオ店で時間つぶしをしようとするが別所さんから電話がかかってくる。
宮本の適当な商品説明のせいで本社にクレームが来て代わりに別所さんが謝罪に行くはめになったのだった。

出張で大阪に行くことになった宮本。
クオカードを使って経費をネコババしようとするが別所さんに見つかりそうになる。
クオカードの存在を隠し通したまま大阪に彼と行くが……。

こういう人いるよなぁというネタが満載の本作。
主人公であるクズの宮本だけでなく、パワハラのものすごい別所もこういう人が事態をややこしくしているんだよなぁと実感。