あらすじ
早慶中学合格率10年連続日本一のカリスマ塾長が教える受験必勝法。「早慶を目指すなら大手塾は不利」「塾で成績上位でも合格するとは限らない」。これまで誰も言わなかった真実を初めて明かす。正しい方法を知れば、早慶は夢じゃない!
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Posted by ブクログ
題名その通りのストレートな本。要するに、中学受験は偏差値じゃない、その学校に合った受験勉強が必要であり、御三家が受からなかった子が受かる受け皿ではないので、早慶専用の勉強すればいーんだよ、という本。でも、受験に対する一般的な注意事項と、塾の考え方も載っているので、皆に読んでもらいたい参考書。P36 一般的な塾では、話を聞きながらノートをとるが、多くの子にとって至難の業。授業が理解できない→復習できない→生成が下がる、の、スパイラル。小4位までは自力で成績を維持していても、その後は難しい→小5の壁。P37 大手塾では、メインの集団指導とは別に、個別指導の塾を補助として併設。上位2割に入れなかった子供は、自らを落ちこぼれだと感じる。P56 中学受験の目的と目標。志望校の合格は目標、目的は、子どもの未来。P60 自分受験のコンセプト。中学受験を成功させるには、小学校高学年に連れて、「受験は自分のためにある。自分のために頑張ろう」という意識の醸成が必要。いつまでも「やらされる」気持ちだと、挫折や失敗の責任を親に転嫁し、「両親のせい」と思う。P63 合格した自分の姿を刷り込ませる。P65 未来合格体験記を通して、自分のやりたいことや自分の合格を強くイメージさせる。自分受験に切り替えられる。すでに合格している未来のゴールから、今の自分を見つめることで、合格するまでのプロセスで、何を宇あらなければならないかを考えるようになる。P88 5年生からの合格プラン。戦略と計画が必要。戦略は、自分(学力)を知り、敵(志望校)を知り、やるべきことを明確にした上で行動する事。P93 5年生までの間は、基本的に「基礎力の養成」基礎レベルの知識の定着。国語であれば、文章の読み方。算数・理科であれば計算力や問題文を読み解く力、社会であれば図表や史料の読み取り方など、一朝一夕には身に付かない基礎力を毎日の学習を通じて積み上げる。6年生になったら、前半は5年生までに学んだことを確実にする基礎力の定着・完成。6年生の夏ごろから実践力養成。P96 ペースメーカーとして活用したいのが模試。「日能研全国公開模試」「四谷大塚合不合判定テスト」「合格力判定サピックスオープン」は、御三家などの難関進学校向け「首都圏模試統一合判」は、より附属校に適したもの。P98 大切なのは、模試の振り返り。自分の強みと弱みを把握し、自己分析することで、その後の学習を効率よく進めることができる。特に注意したいのが、みんなが解けているにも関わらず、自分が解けなかった問題。逆に正答率が低いけれど、合っているのが、得意分野。そこを伸ばして他人と差をつける。ただ、その問題が、志望校に出題されるか?も、大切。P102 受験は、時間との戦いであり、ヤマを張るのも戦略の内。★★P110 ノートを見れば、その子の学力が分かり、指導している教師の力量も分かる。ノートをとる目的は、後でそのノートを使って授業の内容を復習する事。習ったことを定着させるために復讐する。ノートをとれていたとしても、書くことに集中しすぎて、教師の解説を聞いていない場合もある。P122 三本締め暗記法。A、B、Cを覚える場合、それぞれを9回ずつ書くのではなく、Aを3回、Bを3回、Cを3回書くのを3回繰り返す。3回書いて記憶したものを、2セット目で思い出し、更に3セット目でも思い出す。そうして、忘れてしまいそうになる記憶を引き留め、定着させる。★★★P132 自律式勉強法 自律とは、他者からの支配を受けることなく、自分を律する事。つまり、自分で自分を抑制できるか、が、カギ。「ほめられたいから」「しかられたくないから」「受験生だから」ではなく、「合格するために何をすべきか」「もっと実力を高めるにはできることは何か」という思考に変える。P168 勉強する理由?「すべては将来の為」「考える為の頭脳を鍛える事」「心を鍛える事」中学受験を通じて、頭と心を鍛える。精神力や忍耐力、継続力もみに付く。そして、その経験を踏まえて様々な困難を乗り越える力を付ける。