【感想・ネタバレ】人はなぜ生きるのか、答えよ!のレビュー

あらすじ

まず、お断りしておかなければなりませんが、この本は、スピリチュアルの本でも、宗教の本でも、人生論の本でもありません。「哲学」の本です。
例えば「ブタとは何か?」というような一見、バカみたいな「問い」も、突き詰めていけば、とてもディープな哲学的考察に踏み込んでいきます。「人はなぜ生きるのか」という問いなら、なおさら、なおさらです。
そして、この本は、一般の「哲学解説書」によくあるような、「この人はこう考えました。あの人はこんなふうに考えました。あなたはどう考えますか。そういう自分なりの問いを立てるのが哲学です」という本でもありません。
では、哲学に「答え」はあるのでしょうか。
ある、と私は考えています。(「はじめに――答えはある!」より)

なんとなく生きて、なんとなく死んで、私はそれで全然構わない、という人は、本書は必要はありません。でも、束の間の命を、精一杯使いたいという人は、「私はいかに生きるべきか」という問題と、若いうちに正面から向き合っておく必要があります。
ムズカシイ、と思われがちな「哲学」を可能な限りわかりやすく説いた“超”入門書。

●鈴木剛介(すずき・ごうすけ)
1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。

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A

購入済み

なんとも言えない

読みやすい本でした。
内容は二点。
一つは世界平和を実現する方法。
もう一つは人生に絶望している人への生きる理由のヒント。
世界平和については、世界中の人が心の底からその考えに賛同すればその方法で実現できるかもしれないけれど、
世の中には、自分が決めたルールでも自分の利益のためなら平気でやぶる人がいるのでちょっと難しいと思います。
生きる理由のヒントについては、自殺を考えているような人には、役に立つかもしれないけれど、
自殺は考えてなくても、なんとなく生きているという人には、あまり参考にならないと思います。

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2020年03月08日

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