【感想・ネタバレ】じゃ、また世界のどこかで。のレビュー

あらすじ

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英語がダメでもお金がなくても、世界一面白い旅ができる!

本書は、写真家を目指し、就職活動をやめて、独学のカメラを片手に世界一周へと繰り出した著者(近藤大真=こんちゃん)の旅の記録だ。
「就活やめて世界一周? そんなことして将来、大丈夫?」「そもそも世界一周なんて無理じゃない?」――旅に出ると宣言したら、そう言う人もいた。
確かに英語も中学生レベルだし、お金も頑張って貯めたぶんしかない。でも、こんちゃんには、世界一周を通して「どうしてもやりたいこと」があったから、出発した。

結果、2カ国目で前歯が3本折れるわ、借りたバイクは数日間で10回以上も故障するわ、お金はスられるわ、飛行機は三度も乗り過ごすわ、気づけば全財産が250円をきってあわやホームレス! な事態になるわ……。もしかして、止めてくれた皆の言ったことが正しかったのか……!?

しかし、こんちゃんは諦めなかった。「世界中の人の写真を撮って、チェキでその人にプレゼントする」という夢を、最後までやり遂げた。
その旅の毎日を美しすぎる写真とともにつづったブログは、瞬く間に話題となり、海外でも「君、知ってるよ! ブログの人だろう!」と声をかけられるまでに。

「言葉が通じなくても、人はこんなにも通じ合えるものだろうか」と驚かされるような、世界中の人々の笑顔とエピソードの数々。
旅を終えたこんちゃんのコメントも収録し、ページを開けばいつでも「まるで自分も旅をしているような」気持ちになれる本。

――さあ、次はどこへ行こう?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

世界一周の旅の記録。著者が写真家なだけあって掲載されている写真がどれも本当に美しい。特に見開きで大きく載っているウユニ塩湖の写真は見る度に鳥肌が立つ。この景色の中に入りたい。

文章は話し言葉で書かれていて読みやすい。彼女さんとのエピソードも素敵だし、旅の思い等を素直に書かれているところがとても良かった。

「チェキを贈る事は大事な思い出、家族や友達と笑い合った証を贈るという事。」

ずっと何となく旅したいな、と思っていたけれど、今は本気で世界一周をしてみたいと思う。いろんな人に出逢って様々な文化を知って、何より素晴らしい絶景を見に行きたいと思った。一度きりの人生、したい事をする。お金貯めよう。


この本を読んで特に行きたいと思った国
ミャンマー チャイティーヨー・パゴダ 
      世界で2番に高い鉄道橋
ネパール ポカラ
アイスランド
南アフリカ ライオンズヘッド
ボリビア ウユニ塩湖

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2019年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

写真のサイズは小さいものが多いけれど
とても良い写真ばかり。
おしゃれなだけの写真ではなくて、チェキをあげた時の笑顔の写真がとても良い。
チェキをずっと大事にとっておく人もいれば、どこかになくしてしまう人もいるかもしれない。
それでも、あげた瞬間は笑顔にできるのが素敵だと思う。

ブログの文章も面白かった。
写真を撮ってくれることになって女の子が慌てて手ぐしで髪を整えたり
ヒッチハイクが通じなくてイェーイって返してくれたり
誕生日だと聞いて小さなケーキを買ってきてくれたり
そういう小さなエピソードも可愛い。

絶景を感動的にするのはそれを見る「人」のドラマがあってこそ
という言葉も良かった。
一年半に思えない濃い内容の旅だと思う。
それにしても飛行機乗り遅れ過ぎ。(笑)

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2023年05月13日

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