あらすじ
【デジタル着色によるフルカラー版!】杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。創作のためなら躊躇なく奇妙の扉を開ける彼が、様々な取材先で遭遇した不思議な出来事とは…!? シリーズ第3弾は『ホットサマー・マーサ』『ドリッピング画法』『ブルスケッタ』の3編を収録。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
今回掲載されていた話は、3種類の恐怖の物語だった。コロナの話題が荒木先生の作品で出てきたのが初めてだと思う。泉京香みたいな人じゃないと岸辺露伴の担当は務まらないんじゃないかと思った。読んで、本当に怖いのは超常現象か、人か、自然かということを考えさせられた。高橋一生さんと飯豊まりえさんが結婚したことによって、今後岸辺露伴と泉京香が結婚するのか気になる。
Posted by ブクログ
相変わらず神がかったデザイン。ページを一枚一枚眺めているだけでも心地良い。
3つのエピソードが収録されているけれど、ひとつ目の「ホットサマー・マーサ」が構成も面白く、スリリングで一番お気に入り。このシリーズはビターな話も多いけれど、ふたつ目の「『ドリッピング画法』」は特に陰鬱で読んでいて少し辛かった。
Posted by ブクログ
久しぶりの荒木先生はページを捲るのが止まらないッ!
現代にひそむじわっとした恐怖をスタンドバトルに落とし込む様は秀逸で、説教くさくなるどころかよくぞまあ露伴らしい理論で解決してくれる。
自分の知らない間に自分の影が暴走している恐怖。バキンの成長を間近で見れなかった露伴は悲しかったのかな。
新種の生物に攻撃されている女の子が不憫で気の毒で、でも彼女こそが1番の進化をしていた……というのが荒木節で最高でした。
Posted by ブクログ
なんだなんだ、露伴先生可愛い服装だな!とか顔も丸みが出て可愛くなったな、とか思いつつ読んでいたが、エピソード11が手塚治虫風の入り方というか、これは引き込まれるし…読者を取り込む時に横殴りで入ってくるやり方もあるのだが、こういう風に礼儀正しく入ってくるとそれは泣いてしまう。
ぶっちゃけ現在の温暖化状況どうにもならんという事実もあり、なんというか…
ラスト京香が本当に愛らしい。しかし編集者としての京香と人間としての京香でこう動く京香の肝っ玉よ。
ブルスケッタ。これも露伴先生若くなったなと思いつつ見ていたのだが、話が怖い怖い。途中からなんだろう、エピソード11に古い映画の作法(ダイナミックな切り繋ぎというか)が見られるのも感じたが、こちらもヒッチコックか何か的なダイナミックさが怖い。
単純に、怖い目に遭いたく無いという気持ちというか。
それが顔に丸みが出て人間味が出て柔らかくなった印象の露伴先生が子供を心配するという偉業を成し遂げていて、心動かされて結局泣いてしまうのだが、怖いのか感動なのか自分でもあやふやだ。
結局、京香も露伴先生も人間として器が広くなって成長したんだろうなあというのを感じるというか。