あらすじ
自分のことを「粋な男だ」なんて、まったく思っていないよ。でも粋に憧れる思いは昔も今もずっと変わらないし、多くの偉大な人たちが見せてくれた「粋」を感じる「センサー」だけは持ち続けているという自負はある。
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Posted by ブクログ
玉袋筋太郎が「粋」を感じ、
「粋」を立ち居振舞いで教えてくれた、
「粋人」達のことを語るエッセイ。
北野武、ホモスナックの常連、ホームレス、
年金暮らしの老人、ラドンセンターの常連、
八百屋のオジちゃん、競輪場のオッサン、
高級ソープランドの接客、スナックの客…。
自分が「粋」とは思ってないが、
「粋」を感じるセンスは持ち続けていたい。
「粋」とは やせ我慢。
そう語る玉袋筋太郎
決して楽な人生を歩んで来なかった玉ちゃんが、
それでも食いしばって生き抜いてきた寄す処のようで
その「粋」という寄す処を示してくれた人達への
本著は感謝の手紙のように感じました。
父親、母親、奥さん、息子さんのことを赤裸々に語り
家族への感謝も感じました。
つまり51年 生きてきた人生を振り返り、
自分を形成したり、お世話になった方々への
感謝のエッセイだったと思います。