あらすじ
ノルマ漬けの広告営業の日々に窒息した俺は、碧い海に魅せられてベトナムで宿屋を始めたものの、夢破れてドン底生活に墜ちる。国籍も肩書きもない世界でモノを売買するうちに俺は次第に生の実感を取り戻してゆく――。アジアで起業する経営者でもある異色の作家が、気負いなく海を渡る世代の若者の感性を瑞々しく描き出す。
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Posted by ブクログ
碧い海に魅せられて脱サラしベトナムへ。起業後早々の挫折、現地小間使いを経て新興経営者と出会い…。
ぎらぎらに生きて働いて物を売る。働きこそすれ雇われでいいやと思うわたしからしたら感嘆の異世界。
違う人生を覗きたくて本を読むのだと思い出させてもらった。
Posted by ブクログ
ITベンチャーで疲れきった俺は、偶然取引先で見たベトナムの蒼い海の写真に惹かれて、海外に飛び出した。
ベトナムでゲストハウスを経営してみるものの、客が来ずあっという間に倒産。
一文なしになってたまたま運よくベトナム人の社長に拾ってもらい、小間使いのような仕事をしていた時に
知り合ったのは中国の経営者だった。
彼らにベトナムを案内しながらも自分をよく見せることに成功した俺は
彼らの事業拡大に伴い一緒に働くようになり
現地で知り合った日本人経営者や、日本からバイトをしにきている学生たちと
人脈を広げ、自身も新たな経営について考える日々。
ぎらついているねえ。すごいねえ。