【感想・ネタバレ】ハオスフラウのレビュー

あらすじ

スイスの町でドイツ語教室に通いはじめたアメリカ人の女。教室を満たすよくわからない言葉と、彼女を誘うわかりやすい男たち。かたくなに秘密と憂鬱を抱えこむ彼女は、嘘を重ねて男たちと情事を続けるが……。詩人作家が独特の文章で孤独をつづった文芸長篇。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

なんとも気味悪く憂鬱な本。アメリカ人の女が結婚してスイスに住む。自分以外がスイスドイツ語を喋るので、語学学校に通う。そして不倫。ウキウキするような出来事としては書かれていなく、受け身体制でいたせいで巻き込まれたと思っている。払い除けられないのは喪失感に犯されているからであり、旦那からもカウンセリングに行かされる程に本人は鬱々している。最終的には子供の種が自分でないと気づいた旦那に追い出され、やっと本人は自分の意思が腹の底から沸き上がってくるのだった。憂鬱は病気であり、本人も周りも迷惑こうむる。

0
2019年06月16日

「小説」ランキング