あらすじ
【小説版登場!】脱獄の夜。燃え上がるハウスから紙きれが空に舞った。それを見て、イザベラはある少年のことを想い出す。一方、最後のときを迎えるクローネの脳裏には、彼女の原点である養成学校時代がよぎっていた。エマたちの前に立ち塞がった“飼育監”誕生秘話がノベライズ第2弾で解禁!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
胸がギュッと痛くなる、切ない2つのストーリー。
ママの昔の切ない初恋の話。
レスリーはたくさん目標を達成して旅立って行った。
どうしても、レスリーをノーマンで頭の中で再生されてしまう。
やっぱりママは優秀だったんだなぁ。
シスタークローネが、まだ純粋な少女だった頃の話。
同じハウスで育った姉との再会、脱獄計画、そして裏切り。
裏切りで終わればよなったのに、姉は妹を逃がすための策だったという最後のシーン…。
Posted by ブクログ
ああ……なんとも切なくて悲しくて報われない話です…。レスリーもイザベラも互いのことを自分よりもすごい人だと心から思っていて(エマノーマンレイ3人組にも共通してるから親友の条件なのだろうな)、お互いが知らず知らずのうちにお互いの心を救っている…。素敵すぎる。でもイザベラとレスリーにはもっと素敵な未来が待っていたはずなのに……。無邪気に未来の約束を交わされる場面は、真実を知っている読者からすれば胸が締め付けられた。クローネも、セシルが悪者だと思って終わるのは、セシルにとって少しは本望なのかもしれないがやっぱり悲しい…。でも総じて心が揺さぶられる切なく美しい物語でした。
Posted by ブクログ
あまり期待しないで読んだけど、なかなか良かった。 特に星空とレスリーのリスト。泣けてしまった。 シスターの方は、なんでシスターがあんなにも常軌を逸した強さなのかわかった気がする。
原作にも結構関わってくる
原作の5巻、脱獄編まで読み終えたのでいいタイミングかと思い買いました。アニメ派にはネタバレになるのでやはり脱獄編の後に読むことをお勧めします。それに、その方がもっと楽しめるかと。
大まかにいうと第三農園の飼育員、イザベラとクローネの幼少期から今に至るまでのお話が二つに分けられて語られます。原作の方では明されていない本部での鬼やグランマ、元農園の女の子達の生活などが詳しく出てきます。さらにイザベラが塀の外の真実を知ってしまった時、レイがイザベラのXXと気づいた時、エマ達が脱走できた後の心境がこれほどかとまでに詰まっています。クローネ側ではママになる為に推薦された後の厳しさ、GFでは想像も出来ない同級生達の裏切り、冷たさ、生き残る事の厳しさ。そして最後の方ではどんでん返しが。これは本当に鳥肌が立ちました。泣いた。超泣いた。
イザベラとクローネがあの時やこの時、こんな風に考えてたんだなということを踏まえてから原作を読み返すとこれがまた泣ける。伏線たっぷりです。前までは苦手だったイザベラのあの態度の見方が180度変わりました。
約束のネバーランド好きには是非読んでもらいたいオススメの一冊です。