【感想・ネタバレ】チート薬師の異世界旅 ５のレビュー

赤雪トナ / 上田夢人

大人気ファンタジー第５弾！人間と魔物が対立！？ 裕次郎の運命はいかに…？

ヴィアシー治療のために薬の材料を求め遠出した裕次郎たち。
その道中、深淵の森へ向かうハインドと遭遇し、
吸血鬼の長と会えないかと頼まれ承諾する。
長からキットレーゼが元気でいることを知らされ、
吸血鬼をはじめとした魔物との協定を提案される。
裕次郎が村に帰って話し合いをし、前向きな返答をしようと
決まった直後、人間たちが姿を見せる。
国からの提案はとても受け入れられるものではなかった。
その上、セリエが人間に害されてしまう。
これで、国側との間に決定的な溝が生まれる。
人間との確執、魔物との協定。
人間社会から離れた裕次郎に、さらなる事件が襲いかかるのだった。


赤雪 トナ（アカユキトナ）： 福岡県在住。「竜殺しの過ごす日々」（ヒーロー文庫）でデビュー。累計６５万部のヒットを記録する。

上田 夢人（ウエダユメヒト）：イラストレーター、漫画家。漫画作品に「アイドルマスターrelations」「サマーウォーズ 外伝 キングカズマvsクイーンオズ」など。「ワールドオーダー」（ヒーロー文庫）などのライトノベル、ゲームのイラストも多数担当

[ブクログ · ★★★☆☆]

他の種族が出てきたり、薬の材料を探しに行ったり
遺跡に行ったら、うっかり飛ばされてみたり。

ほぼ何事もなく、平和な一冊、でした。
主人公ばかりが出てきて、それ以外は…な内容で
これはどこかで出てくる重要なものなのか？　と
疑うほど平和でした。
精神的には、平和でなかったやもしれませんが。

とか思っていたら、人間の国では
恐ろしい予知がされているわけで。
完全に巻き込むのが前提で、次に続く、になっています。
どういう選択をするつもりなのか、気になります。

[ブクログ · ★★★☆☆]

相変わらず淡々と進むなぁ．
というわけで５冊目です．

様々な魔物たちと和平というか同盟というか
協力関係を結ぶ一方で
ニンゲンたちとの溝は深まるばかり．
あんなことされちゃいくら温厚なユージローさんでも
流石にキレちゃいますよ．

薬師なんだし腕力で解決じゃなくて
薬で解決しちゃおうぜ．
洗脳したり思考誘導したりして傀儡にするとか…．
ハッピーな気分になれる魔法の粉を流行させるとか…．
…あかん，完全にテロリストや．

勇者くんは果たして魔王ちゃんに謝れるのか．
そして許してもらえるのか．