【感想・ネタバレ】日本の建築家はなぜ世界で愛されるのかのレビュー

あらすじ

槇文彦がニューヨークグラウンド・ゼロの再開発で手掛けたワールド・トレード・センター、青木淳のルイ・ヴィトン店舗の設計、谷口吉生のMoMAの増改築、SANAAのルーブル美術館ランス別館、坂茂のポンピドー・センター-メス、ラ・セーヌ・ミュジカルの設計……。日本人建築家が国際コンペで勝ち取ったプロジェクトで生まれた建築物が世界中に点在している。世界の美術館で日本のアートが主流になっているわけではないのに対し、日本の現代建築家がそのハコを幾つも設計している。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞の受賞者数は、アメリカに次ぐ第二位だ。日本人建築家が世界中で活躍し、愛される理由を活写。 ●世界で高く評価されている日本の建築家 ●日本を世界につないだ丹下健三 ●日本における建築家の系譜 ●建築のオリンピックで活躍する日本人たち ●飛躍する海外でのプロジェクト 巻末に日本人建築家による世界各地の建築物リスト付。

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Posted by ブクログ

丹下健三から現代までの日本人建築家が海外でどのように評価されてきたのかがわかる一冊。
日本人建築家を最も評価していないのは、日本人なのではないか?と思うほど日本で建築家が注目されていないことは問題かもしれない

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2021年05月13日

Posted by ブクログ

どうやら海外の建築家は住宅設計を仕事とせずに、豪邸か、集合住宅以上の規模しか手掛けなかったらしい。
一方で日本の建築家は、国策を背景に住宅をパッケージでバンバン建てていた時に、パッケージで解決できない難しい仕事をこなしてスキルを上げてきた。
世代毎に建築の仕事が叙述されています。
私達がいつも目にする景色は何かしらの物質で形成されていて、その中の要素である建築を、交換可能な消費財と見るか、文化的資産と見るか、日本が問われてるかもしれません。

0
2017年07月07日

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