あらすじ
商品の価値を「見つけ」「引き出し」「つなぐ」――クライアントの声を聴き、すべての「想い」を集約させ、いかに唯一無二のデザインをつくりだすか。「明治おいしい牛乳」「ロッテキシリトールガム」……ロングセラーとなった商品とデザインの秘密を初公開! 社会と接点がないデザインというものはない。「デザイン家電」「デザイナーズマンション」……。「デザイン=特別なもの」という視点ではなく、身の回りを眺めると、生活のあらゆるところにデザインは存在している。本書では「価値はすでにそこに存在している」と語る著者が、如何にしてデザインを学び、デザインとは付加価値を与えるものではない、というデザイン論にどのように辿りついたのかを、自身が携わった仕事を振り返りながら明らかにする。クライアントと共に商品の魅力をいかに引き出すか――その思考とプロセスは、モノづくりにかかわるすべての人に共感をもって読まれるに違いない。
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Posted by ブクログ
読みやすかった。通勤時間だけですぐ読めた。
天牛書店で目に止まり古本で購入。
「デザインとは何たるか」を迷っており、ピンとくる本を探していた。自分の中で答えが出始めたときに読めたのでより理解が深まったような気がしている。分かったような気がするし、デザインの世界はもっと深いんだなと思わざるを得ないのかも。
長期的に読んだので記憶が遠い。
ドッグイヤーが大量。
名言が多かったようだ。
次に読んだらもっと理解できますように。
Posted by ブクログ
ロッテのクールミントガム(先代)や、明治おいしい牛乳のパッケージにこんな深い考えが潜んでいたとはね。
ジョージア缶コーヒーのキャッチコピーではないけれど、『世界は誰かのデザインで出来ている』と思った。(インテリジェントデザイン論の話ではなく。)
Posted by ブクログ
タイトルの通りだが、大量生産品のデザインについての本。リアルな社会と密接につながっているデザイン。
メモ
・デザインの最適化をうむ判断指標
価値を伝える、印象を表す、知覚を誘う
・商品の持続可能化を支える骨格づくりのデザイン開発の視点が大量生産品のデザインには必要不可欠になる。
・デザインに向かうため共有できる言語化がポイントとなる。無味乾燥なものでなく、多くの人のイメージを触発するクリエイティブなコアになるもの。
・距離に応じた見え方を設計する。遠く、近くから何がどう見えて、どう感じるものか。
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