感情タグBEST3
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言わずと知れた新海誠監督の初作品。こちらは新海監督の手によらないノベライズバージョン。制作者とはまた別の視線だ。ミカコとノボルの視点は交わらずに、それぞれの別の章で描かれている。こちらのバージョンのミカコは、リシテアに乗艦した理由の一つに従妹の治療費負担があったようだ。それをミカコは絶対に語らない。その他にも両親は離婚しているなどの設定も入っているようだ。こちらのミカコはリシテアの誰とも関わらないでひたすらに地球に想いを馳せており、ノボルには依存しているような気配もある。ノボルへの想いに強く依存することによって、地球を忘れないようにしているのだろうか。逆にノボルを忘れないために、誰とも関わらずにひたすらに中学の制服を着続けているのかもしれない。それはミカコの孤独の強さとも言える。地球に残っているノボルも、普通の生活を謳歌しながらもミカコを忘れられずにいる。他の女の子とも付き合っていたようだが、最後は宇宙へ、ミカコのところへ向かう決意をした。加納新太の作風は切なさと孤独さを描き出していて、少々年齢層が高めで好みが分かれるだろう。最後、二人の結末は描かれずに終わっているが、それが切なさを誘う。
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これは、新海誠の世界ではない。が、それにインスパイアされて出来上がった素晴らしい新たな物語だ。
人間というか、生き物のあり方、息遣い。
他人を想うということ。それは、時空を超えられる。
全然引き裂かれてないよ。そういうメッセージがダイレクトに伝わってきた。読後感がいい。
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何故か最終兵器彼女とかぶる。
此方の方が叙情的で繊細かな。
別れてから何年も経って、どんどん年の差が開いて、それでも思い合えているのがいい。再会できますように。
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2046年。宇宙港のある街に住む中学3年生のミカコとノボルはありきたりな恋をしていた。ミカコが国際連合宇宙軍の選抜メンバーに選ばれるまでは。
学生生活、恋をし、名字と名前の境に戸惑い、距離を縮めていくふたり。
もどかしくも惹かれ合う日々にお終いの日が訪れる。
火星を襲った異星人の探査のため出航する国際連合宇宙軍のコスモナウト・リシテア号の搭乗員に民間人としてミカコは選抜されてしまう。
お互いの不安をかき消すかのように携帯のメールをやり取りするふたり。
宇宙空間の美しさ、高校の些細な出来事、惑星の雄大さ、友人の恋愛話。
地球からの距離が離れるに連れ生じる時差は2週間を超え、1年、そして8年となっていく。
ミカコの打ったメールが届くのに8年。
ノボルの返信が届くのに8年。
絶望的な遠距離恋愛の物語。
ねぇ、ノボルくん。
あなたがこのメールを読む8年と224日と18時間後のそのときにも、
わたしはノボルくんのことすごくすごく好きだよ・・・・・・。
突飛な設定にも関わらず、胸を重く締め付けるのはふたりが過ごした、短くもありきたりな日常があったから。
階段の踊り場、自転車置き場、雨のバス停、きれいな素足。
数え切れてしまう出来事や思い出が、真っ暗で果ての無い宇宙をいっぱいにしていく。
高橋しん著の「最終兵器彼女」に代表されるいわゆる“セカイ系”だが、携帯の電波が届く距離が世界の全てだと信じる世代には、何よりも痛々しく、何よりもリアルな真実味をもって突き刺さる。
加納新太 その他の著書
・雲のむこう、約束の場所
・タウンメモリー
・シャイニング・ティアーズ 双竜の騎士
などなど
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アニメでも漫画でも描かれていなかった世界も描かれ、よりいっそう物語世界を楽しめる。
宇宙と地上に引き裂かれた恋人同士みたいだね……
深すぎます!
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普段小説はあまり読まないのですが、原作映画が物凄く大好きなので買ってしまいました。結果、大正解。映画の補完版のように感じます。映画の良さを損なわずに、新たな場面が加えられていて、ボリュームたっぷり。とても満足感がありました。また読みたい、何度でも。そう思わせる小説です。
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好きな男の子との間を繋いでいたメール そのメールが届くのは8年後 星は100光年や1000光年などをよく聞くので8光年なんてそんなでもないんじゃないかと思いがちですが、実はとても遠い それでも会いに行こうと思う2人 感動的です
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一つ一つの言葉に詰められた思いが重い。
こんなにも思い、考え、伝える言葉が今も世界にはあるだろうか?
届かせたい思いに隠した届けたくない思いに、切なくて苦しくて読むのが辛くなってしまう作品。
ファンタジーなのにどこかリアルで、読み終わったあと中々世界観から抜け出せない。
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SFを織り交ぜた切ない恋のお話。
切なくて泣きたくなった
深く だけど単純な愛に
『ねぇ、わたしたちは、宇宙と地上にひきさかれる恋人みたいだね。』
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西暦2039年謎の生命体「タルシス人」の存在が発覚して以来、地球ではタルシア人に対する調査隊を結成。2046年中学三年生の長峰美加子は、お互いに恋心を抱いていた寺尾昇を地球に残して、調査隊に参加することに。連絡を取り合う唯一の手段である、携帯電話のメールでやり取りをしていた二人であったが、調査隊が宇宙を進むにつれて、メールが届くまでに時間がかかるようになり・・・美加子が送った8年前のメールが届いたとき、昇は!?(2010.9.21)
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あんまり私のタイプにあわなかった…んだろうな。あいのことばの方が読んでいて面白かった。恋愛小説だとおもって読んだ分、ほしのこえでの宇宙に関する描写はいらないなぁと感じてしまった。
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「このメールが届くまで一年
ノボルくん、私のこと、
忘れちゃうかな。」
新海真さんの アニメみた後で買いました。
これまた切ない系。
重なった時空の二人のそれぞれの立場からの話が1話ずつ書かれています。
私は「あいのことば」のほうが好きかも。