あらすじ
AI時代の新しい働き方を実現するためにもっとも重要なスキルが、「超」独学法である。経済学、英語、ファイナンス理論、仮想通貨、人工知能など、どんなジャンルも独学できた最先端かつ最強の勉強メソッドを初公開。
独学は、無限の可能性を持っている。そのことをできるだけ多くの方に知っていただくために、本書は書かれた。
新しい勉強の時代が到来している。勉強の必要性が高まるとともに、独学で勉強することが容易になった。
ウェブや検索を利用することによって、20年前には想像もつかなかったほど効率的に独学を進めることができる。
このチャンスをうまく活かすことができるかどうかで、その人の将来は大きく違うものになるだろう。
「勉強が必要だとは感じているが、どのように進めたらよいか分からない」と考えている人が多い。
そうした方々は、本書によって、独学がいかに効率的な勉強法であり、しかも、楽しいものであるかを知っていただきたい。そして、独学の素晴らしさを実感していただきたい。
それらの方々に対して、本書が新しい可能性を拓くガイドになることを望みたい。日本の未来は、そうした人たちの努力によって拓かれていくだろう。
―本文「はじめに」より抜粋
【本書の目次】
第1章 独学の第一歩を踏み出そう
第2章 独学者たちの物語
第3章 私も独学で勉強した
第4章 独学は新しい働き方を可能にする
第5章 なぜ学校でなく独学のほうがよいのか?
第6章 独学を継続させるには
第7章 学ぶべきことをどのように探し出すか?
第8章 英語は独学でしかマスターできない
第9章 検索は独学の重要な道具
第10章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる
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Posted by ブクログ
著者は、独学には無限の可能性があることを多くの人に知ってもらいたいため本書を書いたという。
本書では、まず、独学で何かやってみよう!と、一歩踏み出すことを提唱している。
歴史上の偉人達を例にとり、不遇な環境の中で独学し成功を修めた偉人達の独学法を紹介したり、また、著者の経験(著者は自身のことを「独学の専門家」と表現している)に基づくエピソードを交えながら独学の効用を示し、同時に心理的なハードルを下げている。
さらに、独学で勉強することで、実力を獲得できフリーランスや兼業・副業など、新しい働き方を手に入れることができると主張している。その背景には急速な技術進歩によって世の中が大きく変化し、知識の陳腐化や資本の重要性の低下(持たざる経営)が進むことで逆に新しいチャンスが生まれ、フリーランスとして働く機会が増えるためだ。現にアメリカでは労働人口約1.6億人のうち約4割弱がフリーランサーであり、10年後にはそれが過半を占めると予測されている。
このように独学によって大いなる可能性が開けるが、一方で勉強をするという点においては、学校に通うのではだめなのか、また、どのように独学を継続させればよいのか、そして独学する対象をどのように探せばよいのか、さらには探し方はどうするのかなど、独学を進めていく上で生じる疑問点に対し、通学やカリキュラムの効用などの観点などから、英語の独学を例に論じている。
AIの発達によって人間の仕事の代替が一定程度進んでいく。ただし、すべてが代替されるわけではなく、勉強の必要性がなくなることはない。知識は外部メモリにあればよいという意見は確かにある。しかしながら、勉強により知識を得るからこそ、新たな疑問を抱き、探求へとさらに勉強をする。知識が乏しい人は、疑問を抱くこともなく、したがって探求をすることもなく、いつになっても昔からの状態に留まる。ビックデータをもとにAIがレコメンデーションやパーソナルアシスタントができても、「何を知るべきかという方向性を決めること」はできない。これこそが、AI時代を生き抜くための独学の意義であり、最も重要な課題である。
Posted by ブクログ
これからのAI時代にAIに仕事を奪われるのではなく活用していける人間を目指さなければならない
そのためには社会人になってからでも知識を得るために学び続けなければならない
その方法として、自分で必要な部分を選択して学べる独学が良い
独学を成功させるためには、学習習慣を持つこと
そのための工夫とモチベーション維持が大事
知識があるからもっと好奇心がわくし、アイデアもわくし、問題意識もわく
Posted by ブクログ
英語は聞く訓練をする
逆向き勉強法
必ずしも1から体系的に学ぶ必要はない。ゴールから逆算して必要な部分を勉強。わからないことが出てきたら、それを理解するために必要な部分を勉強、という繰り返し。
著者は別著でこの方法をパラシュート勉強法とも言っていた。
大学の学部レベルなら独学で習得できる。医学・工学またスポーツなどは独学が難しいと思われる。