あらすじ
「好きになった人が、おおかみおとこだった。」大学生の花(はな)は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。いつも襟の伸びた同じTシャツを着ていた彼は無口だけどとても優しい人だった。彼がおおかみおとこだと知ったときも、驚きも自然に受け入れることが出来たのが自分でも不思議だった。彼はおおかみと人との間に生まれ、その血を受け継ぐ最後の存在だった。やがて、花は妊娠する。そして彼との悲しい別れ――。一人になった花はおおかみの血を継ぐ二人の子供、雪と雨を独りで育てることに……。
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Posted by ブクログ
細田守作品は映像で全て見ています。
ファンなのです。
活字で作品に触れてみようと思い、積み本になっていた本作を読み始めました。
映像でわかっている部分、文字でないと伝わらない登場人物の心情、声優さんが表現しようとした内容の答え合わせができて、すごく満足が一冊でした。
本作で一番伝えたいところは、「しっかり生きて!!」
自身が人の親であることもあり、とてもしみるセリフでした。
子どもへ望むことは、どう生きるかではなく、しっかり生きたらそれでいいと思えました。
今から、もう一度アニメーションの方を見返したいと思います。
Posted by ブクログ
P243「そしてこの12年間を振り返り、まるでおとぎ話のような一瞬だった、と笑った。」
子どもが大人になるまでの、長いけれども一瞬に感じられる時間をオオカミの子どもという設定を使ってうまく表現できていると感じた。
子どもに対して、自由に生きて欲しいけど危険なところへは行ってほしくない。子離れしたいけど、もっと子どもたちにできることがあるではないかと考えてしまう親の気持ちがわかった気がする。
Posted by ブクログ
予想以上におもしろかった。アニメ映画の原作だから、小説としてはそれほど期待していなかったのだけれど、おもしろいし、色々と考えさせられることが多かった。
ひとつは『普通ではない』人、こと、ものに対する社会的な排除指向。おおかみこどもであることをひたすらに隠さないと生きていけない苦しさは、日本社会でのLGBTQやシングルマザー、病気や障害のある人の生きづらさにもつながる。どうして自分らしく生きることが許されないのだろう、この社会は。
そして、子どもを育てる母の思い。子どもに自分の生き方を選ばせると決めたはずなのに、いざとなると子どものことが心配で心配で、目の届く範囲、自分が守れる範囲に子どもを囲いたくなってしまう母の気持ち。子どもの選択、子どもの自立を見守る母の痛みが感じられて切なかった。
Posted by ブクログ
映画が原作となっている小説。普通の人間とは違うおおかみこどもと母の花が強く生きていく姿やそれぞれが未来に向かって歩んでいく姿が印象的な作品。
(あああ)
Posted by ブクログ
映画化されるとCMで見て、興味を持って購入&完読。一日で読み終わってしまった。「彼」がなぜ死んでしまったのか、死ななくてはいけなかったのかは最後まで分からなかった。そして、花が雨と雪に放った「……ねぇ。これから、どうしたい?どう生きたい?――人間か、おおかみか」の一言が心に残った。そうして雪は人間として、雨はオオカミとして、花の許を去ってそれぞれ自分の生き方を歩んでいく。切ないが良い話だと思った。
Posted by ブクログ
1冊を通してずっと泣いていた。
愛や孤独に胸がしめつけられた。
おおかみ男を愛した花。
花の生き方があるように、雪や雨にもそれぞれの生き方がある。
それぞれの生き方を肯定した花は素敵な母親だ。
あっさりとした文章がこの物語に合っていた。
また読み直したいと思える本。
Posted by ブクログ
映画を見てストーリーは知っていたけど、文庫本を見つけて読んでみたくなった。
読みながら映画のシーンがよみがえり、夢中になった。
母の強さと大きな愛。
可愛い子供達の成長。
そしてそれぞれの生き方へ。
切ないシーンもあるけれど、読み終えると心が温まります。
Posted by ブクログ
DVD見てから、読んだ。登場する家族4人がみなカッコいいと思う。それぞれが必死に生きてるから。自分らしくって簡単に言うけど、簡単に手にしたものは、簡単に手放せる。それだけの価値ってこと・・
Posted by ブクログ
★ストーリー概要
主人公の女性は、有名大学に通う優等生。
しかし、人間に変化した犬畜生の男に唆され、性的関係を持ってしまう。そして、避妊無しでの性行為の結果、犬畜生の子供(しかも犬だけに双子)を孕んでしまう。
女性の人生は、将来を約束されたエリートから、明日をも知れない貧乏暮らしへと転落する。
また。作中、女性は犬の死体がゴミ収集車に詰め込まれる瞬間を見てしまったことから、犬畜生が死んだと認識する。(しかしながら、犬畜生が本当に死んだのかは明らかにされていない。)
女性は一人で双子を育てざるを得ず、生活に追われる毎日を送る。
そんな苦労の甲斐もなく、最終的には、双子のうち男の子は犬畜生の血のため野性に帰り、母親の元を去ってしまう。女の子も、母である女性への恩を忘れ、一人気ままに都会で暮らしだす。
結局、女性にはなにも残らなかったのだ…。
★感想
避妊って大事だね。
Posted by ブクログ
大好きな映画の小説版。
宮崎あおいちゃんの声で映像が思い浮かびました。また観たいな。
おおかみと人間。どちらの道でも生きていけるように母として奮闘している花さんに感動。
雨よ。山からお母さんを見守っていてね。
Posted by ブクログ
映画では描かれてない部分もあるのかなと期待していたが、内容はほぼ変わらなかったのが少し残念だった。けれども小説でしか伝わってこない表現もあり、あらためてこの作品が好きな事を実感した。
Posted by ブクログ
本当に泣いた。涙もろいところはあるけどこれは泣く。本じゃなくてアニメで観たんだけど、悲しさとなんだかわからない複雑な気持ちが入り混じって泣いてしまった。
雨と雪、それぞれの決心。もうこれは心震える、決定。
Posted by ブクログ
最後の方は涙をこらえるのが大変だった。
オオカミとして生きていく事を決意した「雨」を呼び止めながらも、応援して見送る「花」。
どんな形であれ、親子である事は変わらないし、その愛情の気持ちも上手く描かれているなと思った。
「雪」と「雨」のことを一番に考え、一生懸命に生きていく「花」の親心には感動する。
「雪」は人として生き、「雨」はオオカミとして生きるという別々の道を選んだが、それぞれが自分の道を選んで進んでいけたという意味ではハッピーエンドなのかも知れない。
物語の初めの方は、悲しい内容もあったのにも関わらず、読後は少し爽やかな気持ちになれるような不思議な力のある作品だと感じた。映画も観たい。
Posted by ブクログ
ガチ泣きした。とにかくお母さんの苦労と幸福がギャンギャン伝わってくる。
【以降ネタバレ】
原作では序盤以降、お父さんが一切出てこないことで、お母さんが”誰にも頼れない”ことに胸を締め付けられた。映画版ではどうやら顔出ししているようだ。
Posted by ブクログ
アニメを見てからの読書。
アニメと変わらずストーリーが展開され、そこに登場人物のその時の思いが追加された良くあるような原作小説。
ページ数も200ページちょっとなので読み易かった。
原作ファンなのでこの点数
Posted by ブクログ
映画化が決まったときに読みました。
特に震えたのが、川で亡くなってるのを見つけた時のシーン。主人公のこうなんじゃないんだろうか、という想像がすごく震えて鳥肌が立ち涙が出ました。
そして子供たちのことを考えた素晴らしい選択。雪の学校のシーンでは最後どうなったのかな、と思いその部分だけが未だに気になります。
Posted by ブクログ
2025/10/27(月)
『おおかみこどもの雨と雪』細田守・著
【要約】
国立大学(都内)に通う大学生の花は、とある日のキャンパス内で、彼(おおかみおとこ)に一目ぼれする。なんと一目ぼれした相手は「おおかみおとこ」であった。次第に仲を深めていく二人。やがて、雪と雨と授かる。しかし彼は、下の子(雨)が生まれたあと、不慮の事故で亡くなってしまう。人間と「おおかみ」の子ども二人を、都会の目から逃れて田舎に移住しつつも、大切に育て上げていくストーリー。
【感想】
よく「運命」という言葉を耳に仕立てるが、本書は正に花と彼の「運命」を感じずにはいられなかったと思う。彼が亡くなったあと、花は最初動揺しつつも「子どもたちを守る」という強い自覚を持ち、その後、市街地を離れ、子ども(人間とおおかみの子)を育てるために、そのプロセスにおいて、花の強い母性を感じた。物語の最後で、子ども二人がそれぞれ違う道を歩むことを決断し、別れを告げた時は、自分の今までの行動を振り返り、子どもたちが立派に「運命」を歩むと言える様に見送れたのではないだろうか。
Posted by ブクログ
映画なのか漫画なのか、原作の前提はよく知りませんが、映画になってたんですよね。
TVCMでよく流れてました。
とにかく切ないストーリーです。
切なすぎ。
感傷的になりたかったらお勧め。
でも、小説としての感動はあまりないかも。
Posted by ブクログ
おおかみこどもという特別な事情で育てるために都会から彼の故郷へ育児生活するストーリー。
彼は優しいし穏やかで花と同居することなったけど、雪と雨が生まれてすぐ事故で亡くなって花が1人で育てるんややけど…
彼が働いてた運送会社やけど、運送業界って時給そこまで高くなかったはずやし朝から晩まで働いてたら過労死ラインになるのかなって一瞬考えたり。
田舎暮らししてから彼の貯金で切り崩す生活送ってるし、どんだけ働いてたんってなる。
子育てして農業と自然観察員しながら生活なんて普通の人間には心身共に疲弊して倒れるどころか最悪の場合、過労死する可能性があるという現実問題ある。田舎に引っ越してきてから話せる人はできるわけやけど、子育てに関しては苦労したんやろうなって。
花の手作りやきとりは初めて映画見た時おとんが美味しそうやなっていって見終わった後、焼き鳥屋いった記憶あるわw
Posted by ブクログ
娘向けに購入。
本人はさっさと読み終わって私に回してくれたけどテーマが重いので長いことつん読に。
未来のミライに比べずっと深い内容だった。
酷評もあるようだけど私は好きです。
子どもが巣立つその日を思うと胸が苦しくなる。
寝ているときに蹴られ
抱っこしすぎて腰が痛くなり
宿題やれと追いかけまわし
まだ先と思ってもそんな日はいつか終わる。
娘が彼女を連れてきても
息子がインドに行くと言っても
この子達ががどんな未来を選んでも
静かに見守っている母親でありたい。
30年後、巣立ってくれてないと困るけど^^;
Posted by ブクログ
おおかみ男の彼と花の幸せな時間は彼の死であっという間に終わり、花は一人で二人のおおかみの子供を育ててそれぞれ旅立たせる。母は強し、だけどなんか寂しくない?
映画を観た時はあまり共感できなかった作品。
しかし、ぜひとも小説版を読んでみて!と言われて実際読んでみたら見方が変わった。
映画ではつらいことがあってもずっとニコニコしていてあまりわからなかったが、
花も沢山悩み、時には極限まで精神的に追い詰められていたことがわかった。
こどもたちを病院に連れて行けなかったのも、人間と狼という2つの側面がある以上、安易に薬を与えられなかったという理由がきちんと書かれていて納得した。
ただ、花がどうして大学生のまま妊娠・出産にいたってしまったのか(たとえば大学を諦め、薄給ながら働いている設定とかだったらまだ受け入れられたのかもしれない…)、
また、雨が狼として生きる道を選び山へ行ってしまった後は周りにどう説明したのか、
そのツッコミどころ二つがどうしても残ってしまったので、そこまできちんと作者の意図を説明してほしかったように思う。
Posted by ブクログ
*
「好きになった人が、おおかみおとこだった」
*
アニメで観たことあり、小説も何度か読んでいた物を再読。おおかみで生きるか人間で生きるかという壮大な話に見えて、実は日常でも子どもにとっても数々の選択肢は成長に連れ出てくるし、親もそれを見守って行かなくてはならない状況もあるので、読む側の家庭の事情とか色々な背景も投影できる作品かもしれない。
.
タイトルはおおかみこどもだけど、母親の花の成長の記録でもある所が魅力。たくましいな。
Posted by ブクログ
オオカミとヒトが混ざり合い
その血を受け継ぐ最後の存在
そして好きになった恋人(大学生の花)
やがて花は娘と息子を産む
運転免許証だけを手にして都会にきた彼は
力仕事を増やし力尽きオオカミの姿で死す
ゴミ収集車に放り込まれた
花は二人の子を抱えて田舎暮らしを目指す
都会はオオカミ化する子供が育てられない
雨は躰の弱い子だった
山を護るアカギツネ先生に出会い変わった
雪と衝突して結審が固まる
雪はオオカミの姿を見られて打ち明ける
その子は受け入れて、この物語は続く
生き方を考える話だな(´・ω・`)