あらすじ
病による活動休止から10年を経ての復活ライブは大きな笑いに包まれ、松本ハウスの時計は再び動き始めた。しかし、かつてできたことができない自分を加賀谷は責め、そんな相方をなんとかしようと松本は焦り、コンビはぎくしゃくしていく。苦しんで悩んで涙した6年で辿り着いた答えとは――。“相方”への想いが胸を打つ感動ノンフィクション。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今まで自分は失敗は成長のために必要だと思って失敗を受け入れるようにしていたけれど、何が何でも成長が全てではないと言うことを学べたような気がする。
何かができなくなることと言うのは、大きな喪失感を抱いてしまうが、そのできなくなること自体も自分の味と感じて、それを生かして生きていく。そういうところが、じんわりと暖かくなるような本だった。
松本キックさんのようなナチュラルカウンセラーに自分もなりたいなと思う。
人を直すではなく、自分が何かできるわけでもないけれど、自分と関わることで、少しでも相手が楽に感じられるようになればいいなと改めて思った。
Posted by ブクログ
キックさんの 客観的な筆で 再結成の 後の 漫才コンビの 苦難の道のり が綴られている。途中何度か 出てくる病状等 は ご本人の一人称で書かれている。 コンビとしては 分解しかねないところ、 周囲のサポートもあるが、 やはり 筆者の アイデアでハードルを超えて行くところに 光が見える。 友情の結晶作用と言うべきもの がある。
Posted by ブクログ
松本ハウスさんは初めて知ったんですが、統合失調症の方の実話が読みたくて手に取りました。
明るくユーモアたっぷりでかかれていますが、深い奥底には、想像もできないような苦労があったのだろうと感じました。
私も福祉職で働く者として、松本キックさんのような姿勢を持ちたいと思いました。
読んで良かったです。