あらすじ
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一日24時間は変わらないのに、短く感じたり、長かったり、足りなかったり。
もしかしたら「時間」は、自分を映す鏡のようなものなのかもしれません。
私たちが今まで当たり前と思ってきた「時間」を計るものさしを
別な目盛りのものに持ち替えてみたら、
非効率が豊かさを生み、早い時間の流れがゆっくり変わり、
過去と未来の間に「今」が見えてくる……。
1日の時間割、老後の時間、家族の時間……。
時間を見える化して、本当に豊かな時間の使い方を提案する一冊です。
【目次】
スペシャルインタビュー|河瀬直美さん(映画監督)/時間は過ぎゆくもの。でも、決してなくならないもの。
第1章|時間との向き合い方を変えてみる
・引田あずみさん(「フォーライフキッチン」主宰)/子育てに時間を乗っ取られない
・佐藤友子さん(「北欧、暮らしの道具店」店長)/何もしない時間をつくる
・手塚千聡さん(会社員)/忙しがらず持ち時間を俯瞰で見る
・本多さおりさん(整理収納コンサルタント)/「やらねば」を短く「やりたい」を長く
第2章|新しい時間を手に入れる
・若宮正子さん(プログラマー)/「わかってから」やるのではなく「わかること」から始めればいいだけ
・佐治晴夫さん(理論物理学者)/「時間」っていったい何ですか?
・高橋百合子さん(「イーオクト」代表)/心を整えれば時間が整う
・山口桂さん(クリスティーズ東洋美術部門)/新しいことを始めると時間の流れが遅くなる
第3章|家事と時間のバランスを見直す
・鈴木尚子さん(ライフオーガナイザー)/かつて、私にとって時間は敵でした
・白田茜さん(フリーライター)/時間をお金で買ってみた
・時間の使い方は自分で決める
「時間」と「幸せ」はどうかかわっていますか?
・吉田晴乃さん(経営)/山口揚平さん(経済学)/矢作直樹さん(医療)
column
1|「時間」と引き換えに「手放したもの」と共に「手に入れたもの」は何ですか?
2|時間にまつわるこんな本、読んでみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私と同じ位の年代の方や人生の先輩方の時間の使い方、時間の整え方、またそれらへの考え方がとても参考になった。若い頃は時間は永遠にあるように思えたが、 50を目前にし自分に残された時間についてどのように過ごすかということをしばし考えるようになった。何を手放して、何を手に入れるか。自分が楽しく心地よく過ごすために、ちょっと努力をすることや仕組みを作ることもできる範囲でやっていきたい。また、一体何のために時間を作るのか=どんな暮らしをしたいのか、自分は何が好きで何を望んでいるのか、何が苦手でどんなことは耐えられないか…といったことも、考えておきたい。
Posted by ブクログ
好奇心を持って時間を使ってみると
新しいワクワクで
時間を丁寧に使える。
やらねばを短く
やりたいを長く!
1日に終わりと始まりの時間をつくる!
実践したいことばかり。
出会えてよかった。
Posted by ブクログ
時間の使い方は時間の捉え方
時間に対しての考え方でかなり変わるなぁ。っていう感想。
それぞれがそれぞれの想いの中に流れる時間があって、子どもの一年は6歳なら6分の1。
でも、50歳の一年って50分の1。当たり前だけど時間の感覚として早くなるのはそういうこと。
っていうの読んで。
あ、ホントだな。と。
そりゃ。なんだか年取るとだんだん一年あっという間って思うよなぁ。と、我ながら納得しちゃいました。
大切な時間、いつ終わるともわからない時間を、気持ちよく使うためにやっているそれぞれのこと。
あーそういうのいいかもなぁと。思える時間の使い方ばかりでした!!!!
部屋を整えたら。次は時間を整えて、心を整えていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
中年という世代にはいり、この先明るい色はなく、どうしようと思い、先人たちの思いを知りたかった。日本では若宮さんのような女性は少ないだろう。少ないのはなぜ?したいことかできない環境だったからか、教育だったからなのか。少ないなら増やせばいい。私も若宮さんのように、らしく、から外れて、制限を外してみよう。
Posted by ブクログ
「時間」とは、一体何者なんだろう。
60歳を過ぎてiPhoneアプリを開発し、本国のAppleに招聘されたおばあちゃんから、映像の描く「時間」に心奪われた河瀬直美監督、仕事に人生を注いできたバリキャリOL、震災を機に地方移住した家族、物理学者まで。様々な人たちの「時間」の価値観を紐解いていく。
さらには、ギリシャ哲学、仏教、キリスト教、物理学などの面からもアプローチ。「時間」という概念を深く考察していく。
企画の面白さが秀でていながら、柔らかい雰囲気の編集構成で読みやすい。すてきな一冊に乾杯です。
Posted by ブクログ
どちらかというと、ゆとり時間を取り戻すという方向で、共感を持ちつつ読めました。
ただ、出てくる人の多くは仕事にかなりの裁量がある人な気がしました。普通の(?)会社員はなかなか真似できないこともあるかなと。