【感想・ネタバレ】成田屋のおくりもののレビュー

あらすじ

10代目市川海老蔵(当時)に嫁いで40余年。
夫の12代目市川團十郎襲名、
息子の11代目市川海老蔵襲名を
舞台裏で支えた著者が大事にしてきた
もてなしの心、日本のしきたり、日々の暮らし。
今、明かされる成田屋のすべて----。

結婚、子育て、襲名、出会いと別れ・・・。
歌舞伎役者の人生に寄り添い、
ともに歩んできた道のりで、ひとつひとつ学び、
実践してきた小さな心づくしの数々と、
奥ゆかしくも華やかな歌舞伎の名門・成田屋の
日々の暮らしが一冊にまとまりました。

着物選びは“出ず入らず”/美味しいものは人を笑顔に/
歌舞伎役者の家に嫁ぐこと/おそろいの牡丹の帯/
感謝の気持ちを形にして/初お目見得と初舞台/
歌舞伎役者の母親として/いつも笑顔でいるために/
着物がつくる家族の歴史/家族のきずなetc.
成田屋ゆかりの品々も紹介!

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折に触れ読み返したい本

希実子さんの細やかな心遣いがよくわかる本でした。
市川宗家に嫁いだ女性として、ご本人にしかわからない苦労もいっぱいあったんだろうな。
明るく柔らかく、凛とした姿と、気持ちを伝えるおくりもの。
ただ物を贈るという行為ではなく、気持ちを伝える、届けるという背景が大事なんだろうなとあらためて感じました。
おくりものの選び方だけでなく、希実子さんの日頃からの丁寧な暮らし方、心の持ち様など、学びが多い一冊でした。

#癒やされる #深い #タメになる

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2021年12月16日

Posted by ブクログ

ご家族のこと、お家のことが丁寧に綴られています。
お嫁さんの麻央さんへの愛も感じました。
素敵な方で、憧れます。

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2018年03月07日

Posted by ブクログ

十二代目市川團十郎の奥さんが嫁いでから成田屋の暮らしや年中行事について書いた一冊。團十郎さんのご両親が早逝されていたこともあるでしょうが、「こういうしきたりだから」とただ言われるばかりに従ってきたのではなく、伝統と自分たちらしさを両立させて生きてこられたことが、よく分かりました。
歌舞伎の世界を代表する市川宗家を支えてきた方の言葉は控えめながら重みを感じます。

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2018年11月20日

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