【感想・ネタバレ】中世賤民の宇宙 ──ヨーロッパ原点への旅のレビュー

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Posted by ブクログ 2010年10月25日

中世の人々と我々とでは、宇宙観(この世界に対する理解)が全く違うことが分かり、非常に興味深く読んだ。この本では主に、空間・時間・死・大宇宙と小宇宙について、取り上げられている。学ぶことが非常に多い本だが、それでも、機械で均質に切り取った時間や物理的な基準をもとに測った空間の中で生きている身には、当時...続きを読むの人々の考え方が分からないことが多々あった。理解できなくても、こういう違いがあったと知ること自体が重要ということだろうか。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

賎民誕生の背景となった、ヨーロッパの宇宙観について論じた本。
生ける死体や人狼の起源など、非常に興味深い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年07月30日

20140704~0730 久々の阿部謹也節に圧倒。大宇宙と小宇宙の狭間から取り残された”賤民”の存在。中世欧州が、贈与で成り立つ社会から、次第に貨幣社会へと変貌するさま、相続に絡む教会や市の役割などは、のちの相続税や法整備にも関わるのではないかと、経済学に携わる身としては興味深かった。最終章の”音...続きを読む”に対する日欧の感性の違いなんかはもう少し詳しく知りたいなー。

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