あらすじ
ある日、前世の記憶を取り戻した伯爵令嬢のルチア。彼女は目前に迫った「絶対に幸せになれないであろう結婚」に頭を悩ませていたが、自分の幸せを目指すため美しい青年騎士シルヴィオを恋人に偽装し、婚約破棄を狙うことに! しかし生真面目に見えたシルヴィオは暴走気味で、事態は思わぬ方向に進んでいくのだった――!?
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ツッコミ(心中)に笑う
現代(アラサー)から転生したヒロイン。
ヒーロー、その他周りの面倒臭い面々に
心の中でのツッコミがシュールで秀逸すぎて笑う。
この作家さん、他作も含めてヒーローが往々にして"けだもの"定期。
ヒロインにバッサバッサ拒否られても全力で"けだもの"を邁進。
今作もブレずに楽しく笑って読了。
溺愛
王太子の婚約者の座を降りるために、祖父から偽の婚約者を勧められたヒロインのラブストーリー。
偽の婚約者の正体は薄々わかっていたけど、溺愛のラブストーリーでした
ヒーロー、本当に絶倫でした。
しかも、ヒロイン限定。
王太子妃になりたく無いって、わかるー。
王太子もクズだし、責任とか大変そうだし。
面白かったです。
思ったよりも腹黒なヒーロー
婚約破棄したいルチアに偽恋人役になったシルヴィオ。まぁ結果から言うと最初からシルヴィオは偽者になるつもりは無かったようですけどね。
ただあんなに容姿端麗で聡明なシルヴィオがルチアの事になると本能のままケダモノになるって可愛いです。やってる事は可愛く無いですけど。笑
元婚約者の王太子はただの馬鹿なだらしないだけの男性で完全にモブだったので、物語としては面白かったけど少し盛り上がりに欠けました。
もう少し王太子がゴネるか、シルヴィオの元婚約者がなんかしでかすなどあったらもっと盛り上がったかも?
でもルチアとシルヴィオの甘々な空気は楽しめました。
ヒーローがヒロインを好きになって理由とか、ずっとわからなくて、もやもやしてしまったし、タイトル通りでけだものすぎて引きました…。最初から強引すぎて。ヒーローとヒロインが思いを交わして惹かれあっていく過程とかその結果のあれが好きな私には合わなかったかなあと思う。物語の終着点が気になったので最後まで頑張って読みましたが、色々無理なヒーローでした。ごめんなさい。