あらすじ
ギスギス・鬱々した不穏な空気が漂い、人が逃げていく職場には共通する特徴があります。
その根本にあるのは、人が生き生きと働くためのモチベーションとなる「成長していく感覚」を職場が阻害し、「ここにいたら潰される!」というネガティブな感覚すら与えてしまっているという問題。
では、そんな職場を変えるにはどうしたらいいのか?
数多の職場を見てきた職場のメンタルヘルス・コミュニケーション対策の第一人者である著者が、人が集まる職場・逃げる職場それぞれの特徴を例示しながら、忙しい中でも実践できる解決策をお教えします。
「服装を使い分ける」「“かりてきたねこ”で叱る」「フィードフォワードする」「2.5人称の視点を持つ」etc…
確かな理論と経験に基づくノウハウを気楽に取り組める形にまとめ、豊富な図解でわかりやすく紹介。
管理職や職場の停滞感に悩む人必読の一冊です。■内容(抜粋)
▼人が集まる職場は、カウンセリングする/人が逃げる職場は、コーチングのみ
▼人が集まる職場は、フィードフォワードを行う/人が逃げる職場は、フィードバックのみ
▼人が集まる職場は、「かりてきたねこ」で叱る/人が逃げる職場は、その場で感情的に叱る
▼人が集まる職場は、等身大の上司がいる/人が逃げる職場は、エリート上司がいる
▼人が集まる職場は、部下の成長が上司の評価になる/人が逃げる職場は、部下の指導はプラスαで行う
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
後輩に指導することが増え、良いチーム作りをするためにどうすれば良いかという気持ちから手に取った。
結論としては、傾聴、相手のことをよく聞く。かつてのリーダー像のような積極的に引っ張っていくタイプではないようだ。振り返ると自分の会社で上手く回っているチームほどそういう上司が多い気がする。
後輩に色々教えることだけではなく、よく聞くこと。飲み会も短時間でサクッと終わらせること。そして無駄な会議は半分にすること。をアクションとしようと思う。
Posted by ブクログ
すごくわかりやすく『あるある』が沢山あります!
例えば、
*人が集まる職場はプライベートな話が盛り上がる
*人が逃げる職場は仕事の話しか盛り上がらない
わかる〜!
働き方改革とはこのような職場の空気を変えることじゃないですか。
経営者、会社員問わず有益な一冊と思います!
Posted by ブクログ
自分の職場は、人が集まる職場と逃げる職場のどちらなんだろうと気になったため読んでみました。
非常にわかりやすく、参考になる部分が多かったですが、いつか上司になった時に改めて読むと、もっと得られるものが多そうだなと感じました。
Posted by ブクログ
特別新しい内容ではありませんでしたが、改めて気付かされ反省したこと。
・人が集まる職場は、管理職が席に座っていない。ただ自分のデスクで待っているのではなく、自ら歩き回って声をかけ、情報をとりに行かなければ、上司も部下も成長できない。
〝優秀なリーダーは首が焼けている〟
・自分と相性のよい人と仕事をするだけでは、上司も部下も成長できない。
・部下が大事な報連相をしてこない、と愚痴る前に、部下が報連相しやすいような工夫や努力をしているか。
・部下の会社への不満に共感はするが、同意はしない。
・部下の悩みや不安に、よいアドバイスができなくても、とにかく傾聴する。
(と、最近よく聞きます。それだけで、本当に悩みや不安を和らげることができるのか、少し疑問には思い初めてはいますが、でも、当然まずは傾聴するするべきだと思うので、忙しさにかまけず、話す時間を持つことは兎に角大事、早速やらないと。)
Posted by ブクログ
自分が働きやすかった職場、どんなだったかな。優しく面白い先輩や上司が多かったなと改めて実感。気を遣って最後まで聞いてくれる人が多かった。これから自分がもっともっとそういう職場にしていかなくては。そんな風に思いました^ ^
Posted by ブクログ
帝京平成大学の渡部卓教授の研究や経験をもとに、解りやすくすぐに試したくなる対処法が満載。傾聴、2.5人称、フィードフォワード、歩き回る、適度に視線を遮る、ウィーク・タイズなど、今後やりたいことを沢山メモをした。勤務先の人事部にも、研修の講師として推薦。どこかでお会いして話を聞いてみ見たい。