あらすじ
「心から耳を傾けてくれるので、佐藤さんのインタビューは話しやすい。
大切なのは、“興味をもって相手に挑むこと”だと思います。」
――クルム伊達公子(女子プロテニス選手)
この本では、私がプロのインタビュアーとして
20年以上にわたって磨きあげた
「コミュニケーションのコツ」を、
ほんとうにあったエピソードを多数ご紹介しながらお伝えします。
「人に何かを尋ねる」ことについての「心がまえ」を、
ほんのちょっとだけ変える――。
それだけで、人と会ってコミュニケーションするのが楽しくなり、
人脈が広がり、見聞が広まります。
おどろくほど、人生がかがやきはじめるのです。
◎もくじ◎
はじめに
第1章 「聞き上手さん」が知っている、「質問」と「情報集め」のきほん
●「聞き上手さん」は生きかた上手
● 人間関係も「質問」でうまくいく
● 相手の人となりは「たった5分」のインタビューでわかる
● 質問は最高の「自己アピール」
●「誰もが何かの達人」と思えば人間関係はたのしくなる
● 質問は、「自分ならではの意見」を鍛えてくれる
● 信頼をえるファーストステップは「相手のニーズ」を知ること
● どんな情報にも価値がある。かならず、誰かの、何かの役にたつ
第2章 「著名人インタビュー」の現場で私が学んだこと
● インタビューは「おもてなし」の精神で準備
● 矢沢永吉さんに「新曲の話」を聞かなかったわけ
● 相手に100%惚れこむ
● 聞きづらい「あの話」を聞くには……
● ぴったりの取材相手を短時間で見つける「逆算」と「ずらし」
● やっぱりすごい、「愛される芸能人」のコメント力
●「スターになる人」の共通点とは
第3章 今日から使える! 人生がかがやく「聞き上手さん」の質問・情報収集ノウハウ
●「教えてよかった!」と思われる尋ねかた
●「リアクション」と「レスポンス」。これだけで人生は大きく変わる
● 相手の話には「ニーズ」がつまっている
● 恋人の気持ちがわからない時の尋ねかたとは……
● 誰にでも「ツボ話題」がかならずある
● 話題に困ったら「相手の得意なこと」×「自分の得意なこと」
● まず「相手が聞きたがっていること」を話そう
● 出会った人すべてがあなたの「ブレーン」になる
●「誰かのため」に情報収集してみる
●「質問」することで出会った人すべてが幸せになる
おわりに――「質問」であなたの人生は大きくひらける
人生を変えるヒントは、いつも「人との会話」の中に隠れているのです。――「おわりに」より
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
カリスマ・インタビュアーの著者が、経験を元に「聞き上手」のコツを伝授している。
取材=目的あっての会話 だから、この本の「聞く」目的は「有益な情報を引き出す」こと。
もちろん日常会話にも応用できるテクニックだけど、ビジネス会話向けかな。
とりあえず新人記者の私は、この本を重宝しておりますM(_ _)M
Posted by ブクログ
インタビュアーをしている筆者の、コミュニケーション術を説明した本。
ほかのひとも書いてるけど、これは類書のなかでもいい本やと思った。とはいってもほかの本とどうちがうのか、なかなかことばにできないけど説得力があった。
いちど読んだだけでは到底身につかないと思ったので、繰り返し読みたい。うん、読もう。
Posted by ブクログ
読む目的
仕事に生かすため
一言でいうならどんな内容?
人生はインタビューの連続。
著名人に数多くインタビューしてきた著者が、具体的にそのインタビューの方法について言及している本。
具体的な例が豊富で、印象によく残る。
また、心構えも紙面を割いていて、
どのような心持ちでインタビューするとよいかも
ていねいに書かれていて、とても参考になる。
詳細
■聞き上手
相手の承認欲求を満たせる(あなたを大切にしていますよ)という態度を与えられる人
相手のニーズを考える、知る+自己開示
情報は相手へのギフト
自分なりの意見があること、質問にこたえること
質問の本当の目的を伝え、あなただからこそを伝え、フィードバックを返し、情報をプレゼントする
レスポンスを迅速に、少し大げさに
誰かのために話を聞きに行く
■インタビューの極意
その人らしい言葉をどれだけ語ってもらえるか
自分らしい面白い質問
楽しく語っていただきたい、というおもてなしの心
いい環境作りから始まる
必ず掲載されるものの説明を加え、目的を伝える(ゴール)
相手を100%信頼し、最大の理解者になる覚悟でのぞむ
一般論を聞く、第三の対象について訪ねる
イエス、ノーで答えられる質問で誘導
両極端の条件を訪ねる
好きなこと、得意分野を訪ねる
(相手の得意なこと×自分の得意なこと)
生活のひとこまひとこまを具体的に伺う、周辺の人から情報を伺う
※周りから愛されること(習慣)がスターの条件
心に留った点
参考になった。
100%インタビュアーを好きになる。というところがとくに共感。
自分のこの方法でいいのかな、と思っていたところでもあるので、積極的に共感し、面白い問いを投げかけて、今後の仕事に生かしていく。
引用
Posted by ブクログ
著者は過去に1万人にインタビューをしたことがあるインタビューのプロ。テクニックよりも、まずは心構えが大切。日々の対話でも意識したいことが書かれてあります。