あらすじ
生まれつき背中に翼が生えているアミリア。その翼は動かせもしないのに、やたらと大きい。そのせいで彼女は、ほとんど部屋から出られない日々……。王国の姫なので、それほど生活に不自由は感じていないものの誰かのお荷物にしかならない自分に落ち込んでいた。そんなある日、新しい護衛だというジルと出会う。彼女は自由に外の世界を駆け回る彼に憧れていたが、なんと彼は国の英雄! しかもアミリアを嫁にと望んでくる。喜ぶアミリアだが、段々、何もできない自分が彼と釣り合いがとれているのか不安になってきて――
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イラストが素敵です
背中に大きな翼を背負った王女さま。
その翼は、羽ばたいて飛ぶことはもちろん、畳むことも、動かすこともできない。
翼のある王女のイラストがとても素敵です。
Posted by ブクログ
大きすぎる翼のせいで、自分一人ではなにもできない。迷惑ばかりかける。そんな風に思っているアミリア。そのコンプレックスのせいで、ジルに愛されているのを信じることが出来ないのはとても辛いことだっただろう。その誤解を解くことが出来なかったのを見ると、アミリアとジルは不器用なところは似ているのかも。と思った。せっかく大切にし合っているのだから、今後はちゃんと言葉で相手に伝えられるようになって欲しい。