【感想・ネタバレ】人を見る目(新潮新書)のレビュー

あらすじ

お追従、お節介、しみったれ、臆病者、空とぼけ……時は流れて世は大きく移り変わっても、人の考えることやすることには、古来変わらない傾向がある。昭和史の第一人者が、『パンセ』『人さまざま』『徒然草』など東西の古典をひもときながら、軍人や政治家、財界人や文士たちの様々な言動をたどる。善悪のあいだでよろめき続ける人間の悲哀を歴史の断層の中から掘り起こす、大人のための人間学。

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Posted by ブクログ

古代ギリシア時代に書かれた『人さまざま』(テオプラストス」著)の形式を模して、
お追従
お節介
しみったれ
よき友
などなど、昭和初期から戦後の軍人や政治家、作家たちの言動を分類している。
特に太平洋戦争での軍人への視線は辛らつだ。

『人さまざま』は、以前読んだことがあるのだが、本を手放してしまっている。また手に入れて読んでみようか。

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2019年09月26日

Posted by ブクログ

ビジネス本のような書名が示す通り、軽めのエッセイに仕上がっている。いつもの冷徹な視点の歴史探求を期待すると薄味で物足りないかもしれないが、古今東西の名文を引用しつつ昭和史の場面を当てはめていくという試みも、これはこれで面白い。

0
2019年02月16日

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