【感想・ネタバレ】日本の未来の大問題 少子高齢化、ロボット社会は恐れるに足らずのレビュー

あらすじ

世界は大転換を迫られている。2050年には世界経済の半分をアジアが占めると言われており、食糧、資源、住居、情報がアジアに集中するだろう。そこで日本が直面するのは少子高齢化、生産年齢人口急減の問題である。この問題をいかに解決すべきか? 日本を蝕む元凶としての“老害”を追及し、イノベーションを阻む組織の“縦割り主義”に切り込み、いまだ社会を支配する村落共同体的メンタリティを問い直す。そして「ロボット大国」への道を提言する。逆転の発想で日本は再び生産性世界一の「日の昇る国」になる! 【目次より】●序章 日本は大転換せざるを得ない ●第1章 老人は支配、権力の座から降りよ ●第2章 老後の仕事は山ほどある ●第3章 ポジティブ・リストが日本をダメにする ●第4章 縦割り社会をぶっ壊せ ●第5章 ぬるま湯から出て異文化をくぐれ ●第6章 教育の力こそ日本の光 ●第7章 人口減少はロボットで補え ●第8章「ロボット大国」日本へ

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Posted by ブクログ

★4.8(2.50)2018年1月29日発行。日本の未来において何が問題かを明晰に解説。少子高齢化、ロボット社会が迫っている中、日本はどうあるべきかを、元伊藤忠商事社長、元中国大使が分かり易く解説。社長が高齢なほど業績が悪化すると今の老害をずばり指摘。まさに目から鱗。日本の会社のみならず、行政の縦割り社会を批判し、どうあるべきかの指針も示す。また、「読書が自由な精神を保障する」とあるように、人間の好奇心を満たす最高のものが読書であると。「ロボット大国」日本の復活が期待される今、若い人の必読書と感じました。

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2018年05月20日

Posted by ブクログ

1939年生まれ、丹羽宇一郎氏の「日本の未來の大問題」、2018.1発行。日本再生のための著者の提言です。①日本を蝕む元凶「労害」(企業、政治のトップに座り続ける権力者、裸の王様)→「老人は席を譲れ」(^-^) ②「許可したもの以外すべて禁止」(縦割り、権限と責任があいまい)→「禁止したもの以外はすべて許可」 ③日本は異文化を学びくぐることで、「出る杭は打たれる、空気を読む、忖度など」からの脱皮を。 人間が神になれないように、ロボットは心を持つ人間になれない。21世紀は心の時代。人間がいかに心を鍛えていくかが肝要!

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2019年03月12日

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