あらすじ
「有望な金融商品」と「ボッタクリな金融商品」は切り分けられる!
本書は、自ら血を流した投資家で、かつ税理士でもある著者が、全くのポジショントークなしの本音ベースで、金融商品の真の姿を“解剖”します。
世に数多(あまた)ある金融商品は、それぞれがメリットをアピールして私たちの気を引きます。
ですが、確実に値上がりする商品などありませんし、運用すれば、必ず「手数料」などのコストがかかります。また、利益にはほぼ間違いなく「税金」が課せられます。
つまり、確実に儲かる「お宝商品」なんてものはないのです。
むしろ、自分に都合のいいことだけを考える買い手をカモにするような「ボッタクリ商品」の罠が、そこかしこに仕掛けられています。
私たちにできることは、そんなボッタクリ商品を見抜くとともに、コストが安くて税金も安く済む、賢い運用方法を見つけること。
そうすれば、確実に儲かる「お宝商品」は無理でも、リスクを抑えながら将来的に儲かる確率が高い「有望な商品」を探し当てることができるでしょう。
本書では、投資信託や上場株式などさまざまな「投資商品」を取り上げるほか、支出型の金融商品である「住宅ローンや生命保険」の見直し策も深掘りします。さらに、税理士である著者が、「資産運用に関する税制優遇措置」についても、詳しく解説していきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「投資は本当に納得した時だけにする」ということを改めて気づかせてくれる。投資意欲が湧いている時はつい自分に都合のいい情報ばかりに目を向けがちになるが、この本はリスクについて念入りに注意喚起している。はやる気持ちも抑えられて、金融商品の仕組みも勉強できる、一石二鳥な本だ。
Posted by ブクログ
-昔買ってたのに眠ってた本
-買った時は意味わかんなくて読むのやめたけど、普通に良書
-これちゃんと読み込んで暗記したらサラリーマンが出来る投資商品ざっくり語れるんでは、、、?
-インデックスファンド手数料0.15-ETF手数料0.05だけど販売手数料0-0.15リーと手数料安くて0.2ファンドラップ2%は暴利(1%超えたら高いと思っていい)
-分配金を再投資する場合も分配金受領時に課税。毎月分配型はコスト上がる傾向避けるべき
-個人向け国債(最低保証金利0.05)、変動10年債だと最低保証ある代わりに金利上がっても6割のみが反映
-外貨預金、換算に手数料、1000万保護の対象外、儲かっても総合課税(雑所得)、損益通算対象外、為替は丁半、長期保有で資産が増えない
-仕組み預金(デリバ組込型)
-不動産投資の減価償却のよくある誤り(譲渡所得=譲渡対価△取得費(取得価額△減価償却累計額)
-ローン:元利金等返済>元金均等返済(支払い金額)住宅ローンは一番利率の低い借入、合理化の余地あり
-保険契約:だんしんでローン返済可能、高度療養費医療制度(1ヶ月以上9万円以上の治療費かからない)で大体の大きい病気はカバー可能、いくら準備できないかを考える、他の金融商品より手数料高い、中途解約の元本割れリスク、傷病手当金(4日以上働けない場合最大1年6ヶ月標準報酬日額の2/3の手当金)→1ヶ月9万が払えない人、1年6ヶ月を超える長期の就業不能のリスクに対応できない人→そのリスクに対して保険が合理的
-法人化:税率下がるかもしれないけど、法人税申告時の税理士への支出、必ずかかる均等割などコスト負けがリスク
Posted by ブクログ
金融商品についてひとつひとつ解説されてあり、わかりやすかったです。
投資信託、保険、得する税制が特に参考になりました。
ときどき読み返して思い出したいです。