あらすじ
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本書が大切にしている軸は「いまの暮らしに沿った着物スタイル」です。
着物を着ようと思いたったとき、知らないことにぶつかったとき「これって間違ってる?」の不安感が最大のハードルという声を多く聞きます。
もちろん着物が好きになると、よく知りたいと思う学び欲もわいてきます。
「こう着るべき」と縛るルールブックでなく、伝統をふまえつつも、これからの装いに役立つ情報や考え方を提案し、着物を着たい方たちを「この本一冊あれば着られる!」と後押しする応援書のようなものです。
本書の「あたらしい着物」というキーワードには、いまらしく、もっと軽やかに着物を楽しむための、決めごとの見直し案も含まれています。
身を包む着物は生活の布であり、流行も廃りもあり、これまでの時代もさまざまに変化してきました。
戦後の高度成長時代に定着した着物の決めごとや定説について、近年は着物通の方々の間でも「いまはこんな風にも着ても」という提案が広がっています。
そうした着る人の実感をひろいあげ、現代の暮らしの環境やおしゃれ感覚をバランスよく整理し、下記のようなテーマに盛り込んでいます。
◎戦後に定着した衣更えルールから、温暖化するいまの気候に合う衣更えへラクで美しい着付け、新定番の帯結び「前結び」の紹介
◎カジュアル化した洋装のおしゃれ感覚に応じた、コーディネートのアイデア
著者は、日々着物で過ごしつつ、着物を着る側と着物を供す側をつなぎ、現代に添った着物フィールドの開拓で注目される「木下着物研究所」。
「着物が教えてくれる幸せ」を多く読者と共感できる本でありたいと考えています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いまらしく、もっと軽やかに着物を楽しむために、着物の伝統をふまえつつも、これからの装いに役立つ情報や考え方を提案し、着物を着たい方たちを「この本一冊あれば着られる! 」と後押しする応援書。
Posted by ブクログ
あたらしい着物の教科書。木下着物研究所、木下勝博先生、木下紅子先生の著書。着物の着こなしかた、着物の楽しみかたを気軽に学べる良書です。地球温暖化が進んでいる現代社会をふまえた着物との付き合いかたも説明されているのが斬新で素敵。
Posted by ブクログ
真摯で品のある本。
まさに教科書。
クセもないので、ほぼ着物に関して知識がない人でも、既に色々知っている人でも。
ふんだんなコーディネートは、上品で落ち着きのある、あっさり目。
「控え目」ならではの美しさが際立つ本であり、素敵100%なのだけれど、これを鵜呑みにするのは若干危険かな〜と思った。
スッとした品のある容姿でないと、仲居さんやお運びさんになりかねないので、自分の容姿と相談しつつ参考にするのが◎。
Posted by ブクログ
素敵な着物の本。
今の人にもっと着てほしい、着方やルールの新解釈。
無地に差し色で引き立つ、モダンでキレイな着物スタイル。
ぜひ応援したい。
スーツ地や合繊なども取り入れるなど、本来なら進化するべき着物への提案も果敢。
ワードローブに、洋服8、着物2ぐらいの割合で日本人が着物を楽しむようになったら楽しいんだけどね。