あらすじ
科学的精神と芸術的センスが融合した珠玉の随筆を生んだ寺田寅彦。科学者は頭が悪くなければならないと唱える表題作他14篇を収録。
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Posted by ブクログ
物理学者、随筆家の寺田寅彦の入門編という位置付けの本。
自分の中では外山滋比古の本を読んでいるような感覚になりました。あ、褒めてます。
この本はなぜこの項目が取り上げられたのか背景などは存じませんが、確かに今でも通用する箴言はありましたが、そこまで感動・感銘を受ける箇所はなかったです。
「科学の中等教科書は往々にしてそれ自身の本来の目的を裏切って、被教育者の中に芽生えつつある科学者の胚芽を殺す場合がありはしないかと思われる。」「科学教育は・・・(中略)・・・法律の条文を暗記させるように教え込むべきではなくて、自然の不思議への憧憬を吹き込む事が第一義ではないか。」
教科書や授業はつまんないこと多いですしね。
「津波と人間」、「読書の今昔」は琴線に触れました。